リニア工事を巡り、JR東海の環境保全対策を確認する国のモニタリング会議の委員らが、トンネル工事で発生する土を置く予定の場所などを視察しました。
14日 午前、矢野座長らモニタリング会議の委員が訪れたのは、静岡市北部にある「ツバクロ発生土置き場」です。
(山﨑 幸太 記者)
「こちらが『ツバクロ発生土置き場』です。JR東海の計画では、こちらの開けている場所と、向かいの木を伐採し、土を盛るということです」
ここに置かれる土の量は、東京ドーム3杯分に相当する約360万立方メートル、高さは65メートルになる予定で、静岡県は周辺で深層崩壊が発生する恐れがあるなどとして難色を示してきました。JR東海から説明を受けた委員は…。
(モニタリング会議 矢野 弘典 座長)
「緻密な検討がされていると思いました。ここを選んだのは十分な理由があったのだなと感じました」
今後、専門家にも意見を聞き、モニタリング会議にも反映させていくということです。
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