(親子)
「暑いです、すごい暑いですね」
朝から気温が上がり、蒸し暑い一日となった25日の静岡県内。“全国一”の暑さとなった静岡市駿河区では35.6℃を観測し、2日連続の猛暑日に。ほかにも三島市で32.5℃、牧之原市で32.2℃など県内12か所で真夏日となりました。
(佐野 巧 記者)
「午前11時半の静岡市葵区です。午前中から気温が上がり、子どもたちは水遊びで大満足の様子です」
(水遊びをする子ども)
「きのうから暑い、ずっと」
(水遊びをする子ども)
「プールに入りたい」
Q.一番食べたいものは?
「アイス」
この暑さにうんざりしているのは人間だけではありません!静岡市駿河区にある「日本平動物園」では、動物たちが、日陰に入ったり、水を浴びたりと、涼しさを求める様子が見られました。
(富士市から来た夫婦)
「暑そうですね。ぐったりしています」「一緒に泳ぎたいですね」
急激に気温が高くなり、動物たちに与えるための氷も急ピッチで作っているといいます。
(日本平動物園 野田 邦洋さん)
「ここ2日ぐらいで急激に暑くなってるので、動物たちも驚いてるとは思いますが、暑さ対策をしっかりしております」「アジアゾウでは常時水を出して、いつでも水浴びができるようにしたり、これからは凍らせたフルーツなどを動物たちにあげていきたい」
一方、屋外施設ならではの不安もあるそうで…。
(日本平動物園 野田 邦洋さん)
「暑い時期ですとお客様が減ってしまうんですが、猛獣館など屋内施設でエアコンが利いた部屋で動物たちを観察できるので、ぜひ、お越しいただけたらなと思っております」
一方、浜松市中央区でも最高気温31.7度と真夏日に。この暑さで心配なのは熱中症。25日、浜松市消防局では熱中症の疑いで119番通報を受けて救急車が出動。
(指令センターの職員・指令センターから救急隊へ)
「25歳くらいの女性、熱中症のような症状あり」「現在呼びかけ反応はあり手足のしびれがあるとのこと」
25日、浜松市消防局では、熱中症の疑いによる119番通報が、午後3時までに4件あったということです。熱中症は、どういった状況のときになるのでしょうか。
(浜松市消防局 若味 紳太郎 消防指令長)
「状況は様々だが、自宅で具合が悪くなり救急要請に至るケースが多い」「半数以上がご高齢の方で、具合が悪くなり、最終的に熱中症の診断を受けている」「エアコンや扇風機で暑さを避けること、のどが渇いていなくても水分をこまめにとることが重要」
また、年齢を問わず熱中症になる危険性があるため、意識的に暑さを避ける対策が必要ということです。
(浜松市消防局 若味 紳太郎 消防指令長)
「日傘などで暑さを直接感じないような対策が有効な手段」「高齢者や小さな子どもは短い時間で体調を崩す傾向にある、高齢者と子どもは十分に注意してほしい」
浜松市消防局では、意識がおかしかったり飲み物が飲めない・歩行ができないなどの状況の時は、迷わず119番通報してほしいと話しています。
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