静岡県東部の6市町などが運営する「沼津夜間救急医療センター」で約1億4000万円の使途不明金があることが分かりました。死亡した職員が横領した可能性があるということです。
(沼津夜間救急医療対策協会 加藤 公孝 理事長)
「心よりおわび申し上げます、誠に申し訳ございませんでした」
医療センターを運営する協会によりますと、経理を担当していた職員が6月中旬に亡くなり、その職員の業務を整理する中で、ほかの職員が把握していない口座の存在が判明しました。
その口座には、交通事故でけがをした際、患者に代わって保険会社が負担する医療費などが振り込まれ、引き出されていたことが、確認されたということです。使途不明金は2014年以降、約1億4000万円が判明していますが、口座は2008年に開設されていて、今後の調査で増える可能性もあるということです。
協会では、死亡した職員が横領した可能性があるとして、沼津警察署に相談しているということです。
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