7月4日から始まった静岡市清水区の夏の風物詩「清水七夕まつり」。70回目の節目を迎えた伝統の祭りの見どころなどをお伝えします。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「JR清水駅にやってきました、ことしも清水の夏の風物詩『清水七夕まつり』が始まりました。商店街には工夫を凝らした様々な七夕飾りが吊るされています。これは清水エスパルスのパルちゃんの七夕飾りですね。きょうの静岡はもの凄く暑くて 猛暑日なんですが、駅前銀座はアーケードがあって過ごしやすくて助かります」
清水駅前銀座清水銀座などで開催される伝統の「清水七夕まつり」。1953年に始まりコロナ禍で中止の年もありましたが2024年で70回目の節目を迎えました。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「こちらは静岡県内を走っています、あの機関車のキャラクターですね。お花のボンボンで上手に作られてますね」
(中沢園茶舗 中澤 利雄さん)
「ウチは必ず子ども対象小さい子どもが今何が好きか聞いて付ける」「毎年変える。第1回の時からずっと」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「こちら見てください、富士山の横にまるちゃんと様々なキャラクターがいます。そして横にはドクターイエローの写真もあるんです。子どもたちが好きなものを集めたような七夕飾りですね」
(きもの丸京 田辺 やすこさん)
「とにかく子どもに喜んでもらうことを基本に飾りを作っている」「毎年ここで写真を写す人がすごく多い」「店から見ていて、とてもうれしく思う」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「もうすぐ始まるパリオリンピックをテーマにした飾りです」「様々な国の国旗が作られていて力作ですね」
(石川寝具ランド 石川 彰さん)
「ことしはオリンピックの年だから、毎年テーマを見つけて飾りつけしている」「実は、この辺ブラジル人も多いから、ブラジルも作ったが、ちょっとややこしい、途中で頓挫した」
ことしで70回目を迎える伝統の「清水七夕まつり」。本来は商店街の皆さんがお客さんへの日頃の感謝を込めて竹飾りを作ったのが始まりですが、最近では地元の企業や学校など一般市民が作った竹飾りも年々増えてきています。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「こちら介護施設の皆さんの飾りなんですが、がんばれハヤテって書いてありますよ」
ことしの七夕飾りは全部で83本ですが、内訳は商店街が36本、一般・市民飾りが47本です。商店街のお祭りから市民参加型のお祭りへと徐々にその形を変えてきています。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「駅前銀座から歩いて清水銀座商店街へとやってきました。こちらでは通りの真ん中に七夕飾りが置かれているんですね」
清水銀座では、商店の減少や高齢化などで、2022年、竹飾りがなくなってしまいましたが、商店の皆さんに負担がかからないように、竹飾りを吊るすのではなく、通りに置く形に改めることで、2023年から竹飾りが復活しています。
(清水電気商会 青島 秀幸さん)
「一時期中止となって、本当になくなるかと思った時期もあったので、形はちょっと変わったが、とりあえず開催できて来てくれる人が喜んでくれたらいい」
ところで、2024年、清水銀座に新たに設けられたのが…。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「こちらに鳥居がありますよ。ちびまる子ちゃん神社と書いてあって、参拝の文字と共にまるちゃんのイラストも掲げられています。 涼しい!」
2024年は、ちびまる子ちゃんの声優を長年務めてきたTARAKOさんが亡くなるという悲しい出来事もありましたが、清水と言えば、やはりちびまる子ちゃんのまち。ここは人気の場所になりそうです」
こちらでは、どなたでも短冊に願い事を書いて吊るすことができます。
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「もう心からの願いです“暑さが落ち着きますように”もう、顔…どろっどろ、本当に暑い」
暑い中、清水銀座で素敵な「かき氷」の出店を見つけました。ふわふわな氷に、久能産いちごのシロップをたっぷりと…。
(出店スタッフ)
「はい、お待ちどうさまです」
(垣内 麻里亜 アナウンサー)
「ありがとうございます。うわあ冷たい。おいしそー、ふわふわでいちごの酸味とミルクの濃厚さがたまらないです。冷たい、おいしいオアシスみたいです。うわあ最高。暑い日にこのかき氷はたまらないですね」
さて、ここで「清水七夕まつり」の実行委員長 伊東さんにお話を伺いました。
(清水七夕まつり実行委員会 伊東 哲生 実行委員長)
「市民や学校、団体が“じゃあ私たちが協力する”と作ってくれて、いま47本も出してくれている。市民に支えられながら“静岡の市民の七夕まつり”。これから先も子どもたちにバトンタッチしてつないでいければいい」
「清水七夕まつり」は清水駅前銀座、清水銀座などで、7月7日・日曜日まで開催されます。