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【連日危険な暑さに警戒】県内観測地点7か所で気温35度超える“猛暑日”に県民は…救急要請も(静岡)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2024年7月5日 17時8分

(徳増 ないる キャスター)

「静岡市内は、きょうも強い日差しの下、日傘をさしていても、下からの照り返しと周りのもわっとした空気で、かなり蒸し暑いです」

7月4日、全国一の暑さとなった静岡県内。観測史上最高の39.3度を記録した静岡市は、5日も、34.8度まで気温が上がりました。各地の最高気温は、川根本町で37.8度、浜松市天竜区佐久間で37.6度を記録するなど、県内7つの観測地点で35度を超える“猛暑日”となりました。

(市民)

Q.気温上がってますけど?

「暑いですね、上着を着ていられないくらい暑いですね」

Q.クールビズ?

「仕事柄そうもいかないけど、本当だったら半袖、短パンにしたいくらい」

あまりの暑さに、公園で遊ぶ人もほとんどいませんでした。

(山﨑 幸太 記者)

「静岡市駿河区は、きょうも強い日差しが照り付けています。こちらの遊具は、鉄の部分を触ると、やけどしそうなくらい熱くなっています」

公園の遊具には“注意”を呼びかける張り紙も。

(遊んでいた人)

「外で遊ぶのは楽しいけれど、暑いから日陰の方がいい」

(市民)

Q.この暑さいかがですか?

「はあ…耐えきれない。死ぬほどつらい」「梅雨でしょ、今。それなのに毎日30度、35度以上でしょ。静岡は全国1位でしょ、きのうは。だからたまらない」

静岡市葵区にある中華料理店「新新京北」。熱々の中華鍋をふるう厨房の中では、店主の額にも汗がにじんでいました。

(新新京 河村 昌紀 代表)

「めちゃくちゃ暑いですね。夏なんでしょうがないです」

Q.クーラーも効いているが?

「お客さまの席は効いているが、厨房はどうしても火を使うので暑くなります」

あまりの暑さに、ランチの売り上げに影響が出ているといいます。

(新新京 河村 昌紀 代表)

「昼は人出が悪くなるので(売り上げが)少し下がってしまう。暑過ぎちゃうと、皆、やはり外に出たがらない。夜は、暑い分、冷たいビール飲みにいこうというかたちにはなるので、夜は、おかげさまでそれなりには来ていただけますけど」

客の胃袋も、早くも「夏バテ」気味のようで…。

(客)

「本当に蒸し暑くてたまらないですよね」

Q.食欲はいかがですか?

「ちょっと落ちてますけど、おいしく食べられました」

こちらは、35.1度まで気温が上がった三島市。炎天下、収穫が最盛期を迎えていたのが特産の「三島馬鈴薯」です。傷がつかないよう丁寧に収穫する必要がありますが、この“暑さ”に、集中力を保つのも難しいようで…。こまめに水分補給しながら作業していました。

(収穫作業をする人)

「20分たたないうちに飲むようにはしています」Q暑さはどうですか?「暑いですね。じっとしていても汗がふいてくる感じがして、暑いです」

三島馬鈴薯の収穫は、例年7月中旬まで行われますが、近年続く“異例の暑さ”に「今後は収穫時期の終了を早める可能性もある」と話します。

(収穫作業をする人)

「こういう年が毎年続くと、ちょっと作業としても、例えば暑くなるまでに切り上げようとか、7月中旬まで掘るのがしんどいとか、仕事の体系も考え直さないといけなくなるかもしれないですね」

こちらは32.7度を記録した熱海市。6日が海開きとなる「熱海サンビーチ」では…。

(日吉 勇人 記者)

「この暑さで、待ちきれずに海水浴を楽しんでいる人の姿が目立っています」

海で泳いだり砂浜で遊んだりする人たちの姿が多く見られました。

(遊びに来た人)

「めっちゃ暑いですね」

Q.暑いから海へ?

「そうですね。砂浜もやけどしそうなぐらい」「やばい」

「東洋のモナコ」ともいわれる熱海。“夏のリゾート”を満喫している人も…。

(東京から来た人)

「梅雨だったので海はあきらめていたけれど、急きょ水着を用意して海に入っています」「ばっちり焼いています」

Q.焼き具合どうですか?

「真っ赤ですよ」

Q.うわ~

「私も真っ赤です」「熱海のモナコ最高です」

気温が高くなるにつれて、警戒が必要なのが熱中症です。

(静岡市消防局)

「119番消防です火事ですか?救急ですか?」

静岡市消防局にある指令課では、3市2町からの救急要請に対応しています。4日、静岡市では、1日に21人が熱中症の疑いで救急搬送されていて、5日も、午前中から熱中症と疑われる119番通報の連絡が入っていました。

(静岡市消防局)

「いま、目まいがするということですね。買い物から帰ってきたら、目まいと動悸が」「もう救急車が向かっているのでね。近くの救急車が行くので」

静岡市消防局によりますと、熱中症と疑われる通報は、6月は29人でしたが、7月は、4日までに早くも24人となっていて、不要不急の外出を避けるなど暑さ対策を徹底するよう呼び掛けています。

(静岡市消防局指令課 永田 真子 消防士長)

「ことしの連日の猛暑は、過去に経験のないくらいの猛暑となっています。熱中症は予防することで避けられる病気ですので、しっかり対策をするようにしてください」

気象台によりますと、7日・日曜日は、静岡市で37度まで気温が上がる予想で、まだ梅雨の記録的な暑さは続きそうです。

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