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【解説】静岡市で36度超え!連日“危険な暑さ”いつまで続く?最新予想を松浦悠真気象予報士が詳しく

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2024年7月9日 17時49分

(松浦 悠真 気象予報士)

9日も静岡市内では猛暑日となりました。連日続いているこの猛烈な暑さですけれども、ようやくいったんの出口というのは見えてきました。

この衛星画像を見てみますと、日本付近には東西に延びる雲の範囲が広がっていまして、これが梅雨前線に伴う雲なんです。これまでは前線が高気圧の強まりに対応して、ずっと北にあったのですね。ですから日差しも強くて猛暑が続いていたのですけれども、だんだんとこの雲が下りてきているということから、日差しの力もちょっと弱まって、9日の最高気温も8日などに比べると低くなってきているという状況です。

 この先の、この南側のオレンジ色のところが高気圧、そして北側が梅雨前線伴う雨雲、これの予想を見ていきますと、だんだんと高気圧の勢力が弱まっていまして、それに対応して梅雨前線が南下してきます。それと雨雲が、本州付近にかかりやすくなるんです。いったんは梅雨明けしたかのような晴れ、そして猛暑だったのですけれども、この先は前線が停滞しやすく、この時期らしく梅雨空が戻りそうなんです。

 今後の気温の予想を見ていきますと、あす10日 午前中は時々日差しがありますので、まだ、厳しい暑さが続きそうですけれども、あさって11日以降は雨の日が続きますので、日中の最高気温は、だいたい平年並みとなりそうです。一旦は暑さは落ち着きそうです。

 ただ、ひとつ注意点があるのは、朝の最低気温です。最低気温は特にあさって11日ごろまでは25度を下回らない。いわゆる熱帯夜という状態になってきそうです。雲が広がりますと冷え込みが弱まりますので、なかなか朝の気温が下がらないということになるんですね。夜間の熱中症には引き続き警戒が必要ということが言えそうです。

 そして、もう少し長期的な目線でいきますと、先週発表された1か月予報をみていきます。7月の中旬にかけては、まだ前線の影響を受けやすくて梅雨の期間となりそうですが、その期間も気温は平年より高い予想、そして梅雨が明けてからも、ずっと高温傾向というのが続きそうなんです。高気圧の勢力が2024年は強まりやすいですので、今後もたびたびこのような猛暑になることが考えられますので、まだまだ夏は長くなりそうです。

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