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【酷暑対策】品質管理に追われる食品販売店や車の異常で出動増のJAF…トラブル回避のアドバイスも(静岡)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2024年7月9日 17時18分

9日も熱中症警戒アラートが発表されていた静岡県内。8日までほどではありませんでしたが、それでも軒並み30度を超え、体に応える暑さが続いています。

この暑さに神経をとがらせているのが、鮮度が命の鮮魚店です。

(魚二水産株式会社 さかなセンター営業所)

「どうぞ手に取ってご覧ください。いらっしゃい」

ここは焼津さかなセンターにあるまぐろ専門店この異常な暑さにお店の人は。

(魚二水産株式会社 さかなセンター営業所 岩本 和明 店長)

「ことしも40度を超えるというニュースが増えて魚も傷みやすい」

鮮度が命の魚食中毒の危険性もあるため保冷に余念がありません。

(店員)

「これだけ暑いと車に置いておくのも心配ですし、遠方からのお客様にも安心してもらいたいので、かなり保冷剤やドライアイスはつけさせてもらいます。」

(魚二水産株式会社 さかなセンター営業所 岩本 和明 店長)

「結構ドライアイスの需要は増えているんですけれど、ドライアイスの価格も上がっているんでしんどいですけど辛抱してやっています」

焼津さかなセンターでは、ほとんどのお店で保冷剤やドライアイスを無料でつけているということです。一方、危険な暑さは外だけではありません。

(佐野 巧 記者)

「連日続いた暑さは和らぎましたが、車の中はものすごく暑いです」

人を運ぶのが仕事のタクシードライバーも、エアコンの必要性を感じているといいます。

(タクシードライバー)

「お客さんが来た時に、やっぱりついていないとお客さんにご迷惑がかかるし、暑いですねって言われるしね、やはりエアコンかけてないと仕事にならないですよ」

そんな中、この暑さで車のトラブルも増えているそうで…。こちらは車のトラブルを救ってくれるJAF。猛暑日が続きゴールデンウイークなどの繁忙期並みの出動件数となっているといいます。出動依頼の多くが「バッテリー上がり」。

(JAF静岡支部 永谷 和俊 さん)

「バッテリー上がりの症状が多くみられる」「夏になり、エアコンをよく使うことで酷使してバッテリー上がりになるケースが多い」

そのバッテリー上がりを防ぐために、出発前と運転時に気を付けたいポイントが。

(JAF静岡支部 永谷 和俊 さん)

「乗る前に目視で異常がないか確認する、バッテリーはアッパーライン、ローラインがある」「少し車体を揺らすと少ないと波打つので、少なければ点検してほしい」

そして走行中の注意点とは。

(JAF静岡支部 永谷 和俊 さん)

「いま以上に、前の車と車間を開けてほしい」「前の車の排熱がすべて吸い込まれて、エンジンが冷えなくなる現象もある」「渋滞に巻き込まれて焦って」

そしてもう一つ気になるのが車内の涼しさです。

これは、JAFが気温32℃の状況下で、日なたと日陰で車内の温度を比較した実験。日なたに駐車した車は、フロントガラス付近は20分後にはすでに50℃近くに達しています。気温の上昇に伴い、危険度が増す車内、効率的に車内を冷やす方法を教えてもらいました。

車内を効率的に冷やすポイントその1「窓は全開に」

(JAF静岡支部 永谷 和俊 さん)

「前後の窓は全部開けるそして降りてドアを何回か開け閉めする これにより若干車内温度が下がる」

車内を効率的に冷やすポイントその2「温度設定は一番低く」

(JAF静岡支部 永谷 和俊 さん)

「エアコンの操作をします。ここで温度をローになるまで下げる、そして外気循環 内気循環があるが、外気循環にして走行に移ります」

「その後、ある程度車内が冷えてきたら内気循環にして、好みの温度に設定する。この手順を踏むと、乗っていると28度まで下げられる実験結果が出ている」

ちょっとした工夫で涼しくなりやすいという車内。連日「猛暑日」となる中、車内への置き去りなどを今一度注意してほしいといいます。

(JAF静岡支部 永谷 和俊 さん)

「子どもや高齢者 ペットを車内に残すと、わずか15分で熱中症指数が危険なレベルに達する。 絶対に人を残さないようにしてほしい、余裕をもった走行で作業をしてほしい」

日差しが強くなり、気温が上昇すると気になるのが車内の温度。炎天下、長時間車を停めておくと、車内の温度は非常に危険な温度になります。静岡市にある「オートバックス静岡中原店」では、連日続く猛暑日の影響で、暑さ対策の商品が売れているといいます。

(スーパーオートバックス静岡中原店 石川 徹 フロア長)

「いまの時期ですと」「例年出ていますけど、このような日差しを防ぐサンシェードですね、こちらがいまよく出ています」

フロントガラスに設置して日差しを遮り、車内の温度上昇を抑える役割のサンシェード。折り畳み式で、誰でも簡単に設置できるのが魅力です。

(スーパーオートバックス静岡中原店 石川 徹 フロア長)

「温度の上昇をある程度防いだりとか、あと、ダッシュボードの熱のあがるのを防ぐという効果が高いですね」

さらに最近では、こんなの商品も…。

(スーパーオートバックス静岡中原店 石川 徹 フロア長)

「最近人気出ているのは、同じサンシェードなんですけど、このような折り畳みの傘タイプのものですね。こちらはこのまま広げてセットするものになります」

サイズもコンパクトで設置するのも簡単ですが、最近の猛暑の影響で品数が減っているという事です。

(スーパーオートバックス静岡中原店 石川 徹 フロア長)

「例年と比べると1.5倍ぐらい、いまの時点では出ていますね」「やはり6月ぐらいから、出てまして、先日の暑い土日で、かなり商品の方はなくなってしまいました」

また、日差しを防ぐサンシェードは、フロントガラスの他に、ハンドルに熱が伝わりにくくするハンドル専用の便利なサンシェードもあります。そして、車内温度を下げるアイテムとして人気なのが…。

(スーパーオートバックス静岡中原店 石川 徹 フロア長)

「車内に取り付ける扇風機なんですけど、どちらかというとこれは直接的に風を当てるというものよりは、車内の空気を循環させてあげて、エアコンの効果を高めるというものになります」

この様に設置も簡単で、扇風機を回してエアコンの風を送ることで、車内の温度を下げる効果が期待されます。

見落としがちな車内の温度。暑くなると、車内でも熱中症にかかるリスクは高まるため、大切な人などを載せる機会が多い車の暑さ対策を、いま一度、見直してみてはいかがでしょうか。

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