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【熱海土石流】損害賠償裁判・第2回口頭弁論…新弁護団「前土地所有者は管理義務怠った」「市県は不備放置し続けた」(静岡)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2024年7月10日 17時56分

静岡・熱海市の土石流災害で、遺族らが盛り土があった土地の所有者らや県と市に損害賠償を求めている裁判の第2回口頭弁論が開かれました。

訴えを起こしているのは、熱海市伊豆山を襲った土石流災害の遺族や被災者ら110人です。遺族らでつくる「被害者の会」は、前の土地所有者と現在の土地所有者に対し、さらに県と市に対し、計約64億円の損害賠償を求めています。

また、これまでの原告団の一部が“早期解決、真相究明のため独自の検証を進める”ことを目的に、新たな弁護団を選任しています。

10日 開かれた2回目の口頭弁論で、新弁護団は、「5万5000立方メートルもの 大量の土砂を流下させるには、 ‟水の流れ”が大きく関係している」と指摘、「土地の開発により雨水は本来流れていくはずの鳴沢川に流れていかず、谷筋を埋めてしまった。」「隣接した開発地の管理不備。雨水の影響で被害が拡大した」などと主張しました。その上で、「前の土地所有者は排水設備を適切に管理すべき義務を怠った」また、熱海市と県に対しては「不備を見逃し放置し続けた。措置命令を出さなかった」などと批判しました。

(新弁護団 杉田 峻助 弁護士)

「何が起こったのか調査しながらあきらかにしていく、重視してい る」「県に対して表に出てない資料も あるので検討していく」

次回の口頭弁論は2025年2月5日に行われます。

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