(髙山 基彦 キャスター)
富士宮口9合目にあります「万年雪山荘」からお伝えします。ご覧のように登山客の皆さんが身を寄せているわけなんですね。こちらにいらっしゃる方にお話を聞いてみようと思います。
(登山者・中国から)
Q.失礼します、どちらからですか?
「中国からです」
Q.ようこそ、静岡へ
「日本には5回来ていますが、富士山に登るのは初めてです」
(登山者・埼玉から)
Q.こんにちは!どちらからですか?
「埼玉県です」
Q.きょうはやはり静岡県側の山開きということでいらっしゃった?
「はい」
Q.実際登ってみていかがですか?
「想像以上に大変でした」
Q.先ほど、この「万年雪山荘」に飛び込んでいらっしゃいましたが。
「本当は9.5合目の山小屋に宿泊予定だったのですが、この雨と風でこちらにお世話になることに…」「雨が降ったり、天候が変わったりするというのは聞いていたのですが、まさかここまで大変だとは思わなかったです」
Q.こちらで1泊してあすはまた登る予定ですか?
「そうですね、一応、ご来光を目指す予定なので頑張りたい」
Q.ご来光見られれば最高ですものね、すみません大変な時に…ありがとうございました。
さて、2024年から富士登山を巡って様々な規制ができました。山梨県側では、宿泊予約が無い場合、午後4時から翌日午前3時まで通行禁止となりました。宿泊予約のある人は通行することができます。また、混雑を緩和するために、1日の上限を4000人までとしました。こういった規制がかけられました。対して、静岡県側は、入山規制などはありません。宿泊予約がない場合、自粛要請、強制力はありません。こういった静岡、山梨の違いがあります。
それでは山小屋を運営している渡辺さんにお話を伺います。
(万年雪山荘 渡辺 和将さん)
Q.いよいよ山開き迎えましたが、お気持ちは?
「またことしも富士宮口、静岡県側も開山になりましたので、いよいよ始まりだというところでしょうか」
Q.ことしの予約状況は?
「ことしは、かなり予約の問い合わせが多くて、現状でもかなりの予約で埋まっている状況になっています」
Q.富士山の夏山シーズン到来となりました、富士登山を楽しまれる方にどのようなことに気を付けてもらいたいか、思いを聞かせてもらえますか?
「日本一高い山になりますので、決して楽なものではありません。危険も伴いますので、それなりの準備、装備もそうですが、無理な登山をしないように計画して臨んでいただければと思います」
4分 まとめ
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