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「あわしまマリンパーク」が12日再開果たす!あいにくの天気も県内外からのファンが行列(静岡・沼津市)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2024年7月12日 17時20分

静岡・沼津市の無人島「淡島」にある「あわしまマリンパーク」。

(坂井 太一 記者)

「あわしまマリンパーク再開初日、あいにくの天気ですがチケット売り場には多くの人が 並んでいます」

(来園した人)

「いろいろ思い出がある場所なので、再開も望んでいたので来た」「小学校の遠足だったり、家族と休日で遊びに来たりあと『ラブライブ』の聖地なので」

(来園した人)

「神戸から来ました」「持っているグッズでたくさん写真撮りたいなと思って持ってきた」

約5か月振りの再開!駐車場にも多くの車が…。県外からも大勢の人がこの日を待ち望んでいたようです。

1984年に開業した「あわしまマリンパーク」。長い間、県内外から多くの観光客を迎え入れてきましたが、2024年2月、施設の老朽化などを理由に閉館していました。しかし、再建を目指し新たな経営者を探している中、手をあげたのが、“あわしまマリンパーク”の大ファンだという放送作家の今村クニトさん!4月に社長に就任し、7月中の再開を目指していました。12日朝、今村社長は…。

(あわしまマリンパーク 今村 クニト 社長)

「きょう来てくれている人は、絶対『あわしまマリンパーク』のことをものすごく愛してくれている方々だと思う」「値上げというのは仕方がないと思っている」「僕はそれに見合った魅力になるように努力していくしかないと思ってます」

以前の入場料は大人1人2000円でしたが、12日からは3000円に…。船の燃料費の高騰など維持費が、これまでよりかかるため入場料を上げたということです。

午前9時半…第1便が出発!飼育員たちも手を振って出迎えてくれました。動物たちも変わらず元気だといいます。

(飼育員)

「久しぶりに見たいい光景うれしかった」

(飼育員)

「ショーに向けた遊びを練習している風景を皆さんに見ていただくことはできるが」「練習する風景はなかなかほかでは見られないので」「そこは皆さんに楽しんでいただけるポイントかなと思う」

「アシカショー」や海の生物に触れることができる「タッチプール」は、7月20日の再開を目指していますが、イルカショーは、まだ少し時間がかかるといいます。閉館後、従業員は大幅に減っていましたが、現在は50人以上に!これまで以上の人数をかけ、再開へ準備を進めてきました。

“さまざまな思い”を持って、再オープン初日に足を運んできたファンたちが多くいました。こちらは日本最大級、閉館前は70種類250匹が展示されている「カエル館」。徳島から来たという男性は大のカエルファンでした!

(来園した人)

「カエル専門で展示している水族館は滅多にないので」「ずっと来たいと思っていたんですけど感動しますね」「この数のカエルにはさすがにびっくりしています」

閉館した影響で今は59種類にまで減ってしまったといいますが…。

(カエル館の飼育員)

「どんどん種類を増やして展示して、いろいろな種類のものを見てもらいたい」「新しい種類にどんどん挑戦していきたい」

こちらは海の魚を展示するコーナー。12日が誕生日で、この日に合わせて来たという人たちも!

(富山から)

「きょう(彼の)誕生日で、沼津に行こうって言ってたら、 ちょうどオープンだって」

(伊豆の国市から)

「たまたま自分の誕生日がきょうなんです」「これ行かなきゃダメかなと思って、何かの運命の巡り合わせじゃないけれど」

「あわしまマリンパーク」といえば人気アニメ、「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台になったということで、ファンの“聖地”になっています。声優たちからも応援メッセージが。

(応援メッセージ)

「アクアにとっても大切なスポットとなっています」「こうして復活してくれて、とってもうれしく思います」「ご来園の皆さんいっぱい楽しんでいってくださいね」

閉館となった理由の一つが“老朽化”。少しづつですが改修工事も進んでいるようです。アシカのプールの屋根も張り替え、今後も少しずつ改修工事を行っていくということです。そして、再開へ向け大きなチカラとなっていたのがやはりファンたちでした。

6月、雨の中行われていたのは、ボランティアによるパーク内の清掃活動。アシカのプールの掃除や….、イルカのプールでは、網に絡まった海藻を取り除く作業も…。多くの人が自ら手伝いたいと集まっていたのです。

(神奈川から)

「昔からある、いかにも水族館とい うのが好きで、そういう水族館を残したい。またいっぱい人が集まって気持ちいいと思ってもらえればと思って掃除している」

雨の中にも関わらず来てくれたファンに今村社長は…。

(あわしまマリンパーク 今村 クニト 社長)

「本当に皆さん、島をボランティアできれいにしていただいて」「本当にきょう来ている皆さんのおかげで再オープン」「できる範囲でのオープンということで、できないこといっぱいあるので、もうちょっと待ってく ださい。いずれ絶対還元して、何かしらの世界一の水族館にしたいので、引き続きぶれてないかとかチェックしていただけるとうれしいです」

新たなイベントなどにも挑戦していくという「あわしまマリンパーク」。今後の変化にも注目が集まっています。

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