浜松市内の焼き鳥店で7月7日に食事をした客8人が下痢や腹痛などの症状を訴え、カンピロバクターによる食中毒とみられることが判明し、浜松市は18日から当分の間、この店を営業禁止としました。
営業禁止命令を受けたのは、浜松市中央区肴町の焼き鳥店です。浜松市保健所によりますと、7月7日に店で提供された「鶏刺し」や「鶏たたき」「炙りレバー」などを食べた10人のグループ客のうち21歳から43歳の男性8人が、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えました。8人の患者のうち6人の便からカンピロバクターが検出されたことなどから細菌性食中毒とみられるということです。
患者は全員快方に向かっているということですが、浜松保健所は、衛生状況の改善が確認されるまで、7月18日から当面の間、この店に対して営業禁止を命令しました。
原因菌とみられるカンピロバクターは生の鶏肉に付着しているため、加熱が不十分な場合やまな板などからの二次感染により食中毒を引き起こす危険があるということで、保健所で注意を呼びかけています。