リニア新幹線の問題を協議する県の専門部会が5日開かれ、トンネル工事に伴う大井川上流の沢の流量変化など、環境への影響について議論が交わされました。
この専門部会は、リニア工事に伴う南アルプスの生態系への影響やその保全措置などについて議論を交わすため、県が設置したものです。
会合では、大井川上流部にある沢の流量変化の調査方法や、その回避・低減措置などについて専門家やJR東海などが話し合いました。JR東海は、工事の段階に応じた管理の手順を示し、その中で代償措置については、工事によって失われる自然環境を上回る措置を行っていくと説明しました。
今回の議論で、県は、JR東海と対話が必要な28項目のうち、生物多様性に関する2つの項目に合意しました。
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