お盆休みの3連休。新幹線は12日がUターンラッシュのピークに。
(佐野 巧 記者)
「JR静岡駅上り線のホームです。新幹線の中を見ますと、座れずに立っている人もみられます」
JR静岡駅は午前中からお盆休みをふるさとや行楽地で過ごした人で混雑しました。
(神奈川に帰る大学生)
「静岡は帰省できていて、家でゆっくりしていた」「楽しかった
!」
(神奈川に帰る小学生)
「ホテルとかゲームセンターとか、いろいろ行った」
(埼玉に帰る大学生)
「ご飯食べただけだけど、海鮮とか!」「黒はんぺんおいしかった」
最大で9連休となる2024年の“お盆休み”は異例のスタートとなりました。8日、宮崎県の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。これに伴い南海トラフ地震の臨時情報である「巨大地震注意」が初めて発表されたのです。
さらにその翌日(9日)の夜、神奈川県西部で最大震度5弱の地震を観測。その影響は県内にも。
(三島駅・坂井 太一 記者)
「午後8時30分過ぎです改札前には先ほどの地震の影響 で新幹線が止まっています。人だかりできています」
東海道新幹線は一時運転見合わせに。
(三島市民)
「ずっと(地震が)来るといわれていたが、きのう現実味をおびてきて、きょう(緊急地震速報が)鳴ったので、覚悟はあった」
こうした中、地震が心配される中で迎えた“お盆休み”
(片山 諒 記者)
「お盆初日のJR静岡駅です。ホームにはキャリーバッグを持った人が見受けられます」
JR静岡駅は初日から帰省や旅行に出かける人で大混雑!
(片山 諒 記者)
「お盆初日、9時現在の自由席の混雑率ですが、上下線、ひかりは100パーセントをいずれも超えています」
一方で、その新幹線にも「南海トラフ臨時情報」の影響が続いています。東海道新幹線は三島駅から三河安城駅間で通常よりも速度を落として運転少なくとも10分以上の遅れが見込まれています。
2024年は最大で9連休となる“お盆休み”。異例のお盆休みの過ごし方について街の人に聞いてみると。
(仙台へ旅行)
「仙台に行きます」(Q.目的は?)「旅行です」「2泊3日で」「LINEで(地震の)話は出ましたけれど、だいぶ前から予定していたので行きます」
(滋賀から帰省)
「実家に帰省です」「9日間」(Q.帰省して何をする?)「遊ぶ」「ちょっと(帰省するか)迷いました。ただ、注意してくださいということだったので」
(新潟に帰省)
「新潟の実家に帰ります」「1週間くらい」(Q.地震の影響は?)「悩んだんですけれど、休みも限られているので」
地震への備えをしつつ旅行や帰省を楽しむという声が多く聞かれました
影響が心配された県内の観光地にもにぎわい。
(日吉 勇人 記者)
「お盆休みに入った観光地熱海駅前は、ごらんのように観光客でにわっています」
伊豆の玄関口 「熱海」。1年を通して一番の書き入れ時となる“お盆休み”ですが、店からは期待と不安の声が。
(ひもの店の店長)
「きのう(9日)、神奈川で地震があってどうなるか心配だったが、いまのところ人が出ていて安心した」「備えあれば憂いなし」「何かあった時の準備はしつつ、観光地なので商売できるようにやるしかない」
一方、連日続く暑さを吹き飛ばそうとにぎわいをみせていたのは。
浜松市中央区の「浜名湖パルパル」。なかでも人気を集めていたのは「流れるプール」。強い日差しが照り付ける中、プールを楽しむ姿が…。
(来園者)
「泳いでいてすごい楽しいです」「ばいばい」
(来園者)
Q.どちらから?
「高知から来ました」「実家が静岡で」
Q.プールどうですか?
「楽しかった」「涼しいしね」
湖西市では、冷たいアイスが味わえるこんなイベントも。
(来場者)
「おいしい!これもおいしい。スーパーで売ってるのと違うので。2つ目!違う!あっさり。おいしい!」
ボートレース浜名湖で25日まで開催中の「浜名湖アイスエキスポ」。2023年、3万7千人が訪れた夏の人気イベントです。会場には国内外から100種類以上のご当地アイスがずらり。なかには大きな保冷バッグを持参しバッグ一杯に買い求める人も!!
(来場者)
「珍しいアイスなので毎年来てる。全部で2200円も(買った)。特別感があるので楽しみにしていた」
静岡市清水区の「エスパルスドリームプラザ」でも、夏の定番「かき氷」のイベントが開催されています。会場には期間中に19店舗が出店。個性豊かな色とりどりのかき氷。お店の前には長い行列も。
(来場者)
「おいしい」
(来場者)
「おいしい」
来場者の中には地震の被害にあったという人も。
(来場者)
「エスパルスの試合を見に神奈川から来ました」「震度5弱だった厚木に住んでいるので縦揺れがはげしく、突き上げるような揺れだった、東日本大震災の時よりは弱かったかなと感じた」
地震に対する警戒が強まる中影響はこんなところにも。
一方で、地震の影響を受けた観光地も。西伊豆町にあるこの海水浴場。入口には遊泳禁止の看板が。西伊豆町観光協会によりますと、町内に9つある海水浴場のうち、ライフセーバーが配置されていなかった2つの海水浴場は閉鎖したということです。海水浴を楽しめる熱海市の「熱海サンビーチ」には多くの海水浴客の姿が…。それでも…
(海水浴客)
「家出てから地震情報が出たので出る前だったら来なかったかも」「ライフジャケット着て安全にとは思っている」
南海トラフ地震臨時情報が発表されている中でのお盆休み。地震への備えをしつつも思い思いに楽しむ人の姿がありました。
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