パリオリンピック柔道男子73キロ級で銅メダルを獲得した橋本壮市選手が18日、小学生の頃に通っていた地元・浜松市の道場を訪れました。後輩たちに伝えたメッセージとは?
18日、浜松市中央区の道場「育誠館」を訪れた橋本壮市選手。
(育誠館 杉山 崇 館長)
「おめでとう。よく頑張ったな」
小学生のころに通っていた道場で銅メダル獲得を報告し、後輩の子どもたちから祝福されました。橋本選手は浜松からパリに声援を送ってくれた後輩たちに感謝の気持ちを伝えました。
(橋本 壮市 選手)
「日本時間だと、とても遅い時間まで応援してくれたと思うけれど、僕が準々決勝に負けた時に、正直気持ちが折れそうになりました。けれど、みんなの顔が思い浮かんで頑張ることができました」
小学生のころにこの道場で柔道の基礎を磨いた橋本選手。浜松が生んだメダリストに対し後輩たちから次々と質問が…。
(育誠館に通う子ども)
「肘をけがしていて柔道ができませんが、このようなときはどう過ごせばいいでしょうか」
(橋本 壮市 選手)
「肘をけがして練習できなくてつらいと思うんですけれど、それでもできることはあると思うので、練習できないときは自分でできることを精一杯やりましょう」
(育誠館に通う子ども)
「柔道で相手を崩すのが難しくて、どうすれば崩せますか」
(橋本 壮市 選手)
「毎日できなくても、頑張ってやろうとする気持ちがとても大事で、いつかできるときがくると思うので、一日一日大切にしてやってください」
(育誠館に通う子ども)
「試合前に緊張してしまうのですが、橋本選手は緊張をほぐすには何をしていますか」
(橋本 壮市 選手)
「自分を信じて覚悟を決めることがとても大事だと思います。なので、試合までやってきたこと、自分に後悔がないようにやることを意識してやることが大事かなと思っています」「どんなときでも自分を信じることが大事」
メダリストとなった“先輩”からのメッセージは後輩たちの胸に響いたようです。
(育誠館に通う子ども)
「テレビで見ていた先輩が来てくれて本当にうれしいです」「将来は壮市選手のように活躍できるように頑張りたいです」
(育誠館に通う子ども)
「質問に丁寧に答えてくれたことがうれしかったです」「壮市選手みたいにオリンピックに出て優勝したいです」
かつての教え子を祝福した杉山館長は、「いつか橋本選手に続くオリンピアンを輩出したい」と夢を語りました。
(育誠館 杉山 崇 館長)
「非常にいい顔をしていて、本当にやり切ったなという感じの顔をしていました」「まだうちにはいい選手、金の卵がいっぱいいるので8年後・12年後またみんなで応援できるようになればいいなと思っています」
(橋本 壮市 選手)
「うれしい気持ちと帰ってきたなという気持ちです。メダルを育誠館に持ってくることができて、とてもうれしく思います」「オリンピックを経験できたことは僕の人生において貴重な経験なので、次の人生に生かしていきたい」
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