診察中にわいせつな行為を繰り返していた強制わいせつの罪などに問われている医師の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
強制わいせつの罪などに問われているのは、中東遠総合医療センター(静岡・掛川市)の小児科医の44歳の男です。起訴状などによりますと、被告は、少なくとも2017年から女性患者に対し、診察室でわいせつな行為や動画撮影を繰り返したとして、強制わいせつの罪などに問われていて、被害者は10人に上るということです。
19日の初公判で、被告の男は、起訴内容について間違いないか問われると、「特にありません」と全面的に認めました。被告人質問で、被告の男は、女性患者を全裸にさせて胸を触ったのは、背骨が左右に曲がる「側わん症の診察のためだった」と主張。スマートフォンで動画を撮影したのは「病気の記録のためだった」と主張しました。一方で「動画を撮影した男性の患者はいなかった」「性的な感情がゼロとは言えなかった」と述べました。