マイナンバーカードを利用した救急搬送の実証事業が静岡市などで始まることを受け、救急隊員への研修が行われました。
「マイナ救急」と呼ばれるこの取り組みは、健康保険証と一体化したマイナンバーカード、いわゆる「マイナ保険証」を活用することで素早い救急搬送に繋がる効果が期待されています。これまでの救急搬送では患者本人や家族から個人情報や受診歴などを口頭で確認していましたが…。
(デモンストレーション)
「これからマイナンバーカードを利用して通っている病院やお薬の情報を見させていただきたいと思います」
「マイナ救急」では、マイナ保険証を読み取ることで、患者の氏名や年齢、受診歴、処方された薬などを素早く確認することができます。8月23日から約2か月間、静岡市などで「マイナ救急」の実証事業が始まることを受け、20日、静岡市消防局では救急隊員への研修とデモンストレーションが行われました。「マイナ保険証」の登録は医療機関や薬局の窓口にあるカードリーダーやインターネットで行えるということです。
(静岡市消防局 警防部救急課 矢部 哲也 主幹)
「マイナンバーカードを健康保険証として利用登録していただき、いつでも取り出せるように携行していただくことをお願いします」
消防庁は、実証事業で出た意見を取りまとめて、2025年度中に「マイナ救急」の本格運用を目指しています。
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