22日 午後、首相官邸を訪れ岸田首相と面会したのは…。静岡1区選出の上川陽子外相。インドでの「外務・防衛閣僚会合」の報告のために訪れましたが、自身の総裁選出馬への意欲についても岸田首相に伝えたといいます。
(上川 陽子 外相)
「総理からは私の新しい挑戦について大変強い励ましの言葉をいただくことができた。私はインドから帰国したときに仲間と会合を開き、チームでこの仲間を増やしていくということで、一気に勢いが加速しているような感じがした。私は外交と内政は裏表の関係にあるということ、そして、これから日本の新しい顔になる、そうした存在が必要であること、そして今は、いちずに仲間を増やす形で、活動をチームの中で力を借りながら広げていきたいと思っている」
9月27日に投開票を迎える自民党総裁選を巡っては、日に日に動きが活発化しています。
上川外相と同じく女性の有力候補者として名前が挙がっている高市早苗経済安保担当相は、国会議員の支持獲得に苦戦していましたが、陣営幹部は「20人の推薦人確保のめどがついた」と説明。来週には、出馬に関わる決意表明があるのではないかと話しました。一方、推薦人20人の確保にめどが立っていない上川外相。今週、訪問先のインドでも取材に応じ、総裁選への意欲を見せました。
(上川 陽子 外相)
「総裁選は、国全体・地方・これから未来のことを話し合うチャンスをいただくことで、私自身こういう場に身を置くことを決断し、その中で誰1人取り残さない魅力のある日本を目指して、それを作り上げていく努力を精一杯やっていきたいと思っている」
21日、インドから帰国した上川外相は、夜になると、総裁選に向け自らを支援してくれる議員らと打ち合せを実施。周囲には、「インドでは公務に集中していたので巻き返さないといけない」と話し、推薦人の確保に向けた動きを強めています。
22日は、外相としての公務をしながら、時間を見つけては、推薦人の確保に向けた準備を進めているということです。自民党総裁選は9月12日に告示、27日に投開票されます。
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