ゆっくりと進む台風10号の影響で、静岡県内には31日にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあります
県内には現在も大雨警報、また広い範囲で土砂災害警戒情報が発表されています。
気象台によりますと台風10号はゆっくりとした速さで北東に進んでいて9月1日から2日にかけて県内に接近する見込みです。
この台風10号の影響もあり静岡市駿河区では30日午前10時半までの72時間降水量が514.5ミリと観測史上最大の記録的な大雨となっています
29日の夕方から夜にかけて静岡市や焼津市などでは道路が冠水する被害が確認されています。
29日に焼津市を車で走っていたという男性に話を聞きました
(コメント・車を運転していた人)
「タイヤの半分以上が水に浸かっているような感覚で小型の船に乗っているようなプカプカ浮いたような。いつ車が止まるか分からなくてすごく怖かった」
「対向車が通るたびに水が波のように押し寄せてきて車にあたって少し浮くような感覚もあった」
現在、土砂災害警戒情報が静岡市、浜松市、富士宮市、熱海市など17の地域で発表されているほか
大雨警報が県内の広い範囲に発表されています。
また、静岡市、浜松市、焼津市、牧之原市、湖西市、熱海市、伊東市の一部の地域に避難指示が発表されています。
気象台は、30日夜から31日午前中にかけて県内で線状降水帯が発生する可能性があるとして注意を呼び掛けています
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