静岡市は、駿河区役所で働いていた警備員らに支給していた休日勤務手当に関して、2019年から過不足が発生していたと発表しました。
静岡市によりますと、手当ての支給額に誤りが判明したのは、2019年9月から2023年9月までに駿河区役所で警備業務にあたった職員ら18人です。
この18人のうち12人には過大に休日勤務手当を支給していて、その合計額は73万4370円、6人には過少に支給していて、その合計額は18万5711円になります。
手当の支給額を算出するマニュアルに誤りがあり、去年10月にこの事実が判明したということで、市ではこの18人のうち在職者11人は、2023年度分の誤りについては、ことし3月の支給分で修正処理しています。在職者のそれ以前の分と、退職者7人分には、今後過不足分の修正を求めていくということです。
このマニュアルは2017年度から使用されていて、2017年から2019年の間に支給の過不足が発生していた可能性もあるということですが、地方自治法では5年前までの追給や返納しか認められておらず、また5年前より前の資料は破棄される決まりとなっていて、確認がとれないということです。
市ではあらためて給与に関する事務の課内研修を行うなどして、再発防止に努めるということです。