空き家に2回にわたり侵入し、エレキギターなどを盗んだ罪に問われている元県警警部補の男に静岡地裁は、9日、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
邸宅侵入と窃盗の罪に問われているのは、元県警捜査二課の警部補で36歳の男の被告です。判決によりますと、被告の男は、2024年3月、自身の飲酒代や借金返済などにあてるため、静岡市駿河区用宗にある空き家に2度にわたり侵入し、エレキギターなど計19点約35万円相当を盗みました。
9日の判決で静岡地裁の谷田部峻裁判官は、「工具などで窓ガラスを割り侵入するなど犯行は大胆で悪質」「自己中心的で身勝手な犯行動機は強い非難に値する」などと指摘した一方、一部の被害についてすでに弁償をしているなどとして、被告の男に懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。