全国で広がり続ける空前のサウナブーム!静岡県内では、そのサウナを特産品の振興につなげる“切り札”として活用しようと、お茶とサウナを組み合わせた新感覚のイベントが開催されました。
若者を中心に一大ブームを巻き起こしている「サウナ」。日本サウナ総研によりますと2023年の調査では、国内には約1800万人のサウナ利用者が存在し、性別を問わず幅広い年齢層に愛されています。こうした中、サウナを切り口に県の特産品の振興を図ろうと、8日、裾野市のサウナ施設で開催されたのは…。「お茶」と「サウナ」が融合した新たなイベント「CHAUNA」です!
(参加者)
「ほうじ茶は定番であるが緑茶というか葉はあまりないので、さわやかな感じをいっぱい感じられたら」
(参加者)
「香りも“ととのい”の要素としては大事だと思うので期待はいつもより大きい」
このイベントは、県とJA、Daiichi-TVの3者が、お茶の魅力を広めていくために開催したものです。これはイベントの目玉の一つ。高温に熱した石を利用し、蒸気を立ち上らせる「お茶ロウリュ」。
(参加者)
「ずっといい香りがするので長くサウナ中にいられる感じがする」
一般的に水やアロマ水を使用しますが、今回はお茶を使い、香りを楽しみながらサウナに入ることができます。一方、このスチームサウナでは…。このペーストは、お茶の葉に「はちみつ」を和えてすりつぶしたもので、ここではサウナに入りながら美容に繋げることができます。
(参加者)
「肌に塗ってみたら塗り心地良くてかなり新鮮に感じた」
このほか、サウナで火照った体を冷やしてくれる水風呂がお茶の水風呂となっていたり、食事では、静岡産の食材を使用したオリジナル茶漬けを提供したりするなど、心ゆくまでお茶を堪能できる、新感覚なイベントとなっていました。参加者の「ととのい」具合は…。
(参加者)
「いつも以上に整う感じもあり」「思ったより五感ですごいお茶を感じられて気持ちが良い一日になった」
(しぞ~か茶魅力発信プロジェクト 瀧本 珠理さん)
「最近若者のお茶離れが進んでいるが、どうしたらお茶に親しんでもらえるか身近に考えた結果サウナにたどり着いた。今回のイベントはとても反応が良かったので、またこうしたイベントを実施して、お茶の魅力をどんどん発信していければと思っている」
“サウナー”もうなった今回のイベント。今後、協議会では、このイベントを、ほかのサウナ施設にも取り入れてもらうよう提案していくということです。
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