10日、静岡市内の小学校で校庭の立木が燃える火事がありました。用務員がガスバーナーを使い下草を焼いていたところ木に燃え移ったということです。
静岡市によりますと、10日 午前11時ごろ、静岡市立中田小学校の校庭で、用務員が樹木の下草をガスバーナーを使って焼く作業をしていたところ、近くのシュロの木に火が燃え移ったということです。
用務員が、用意していたバケツの水をかけたものの消火しきれず、シュロの木に燃え広がり、午後0時ごろ、消防によって消し止められました。この火事で、用務員や児童にけが人はいませんでした。火事の原因について、市は、「火器取り扱いに対する注意が不足していて、バケツの水量も不十分だった」と説明しています。
この火事を受け、静岡市教育委員会は、市立の全小中学校に、火器の取り扱いに対して厳重に注意を払うよう通知しました。また、今後、市立の全小中学校での雑草などの除去作業にガスバーナーを使用しているかどうか実態調査を行い、運用を検討するということです。