12日、東名高速・日本坂トンネルで、人身事故と車両火災を想定した防災訓練が行われ、警察や消防などおよそ150人が参加しました。
この訓練は、45年前の1979年7月11日に、東名高速・下り線の日本坂トンネルで9人が死傷し、車両173台が焼失したトンネル事故を教訓に毎年行われていています。
今回の訓練は、トンネル内の追越車線を走行していた車が前を走っていた車に追突したことでバスを含む3台が絡む事故が起こり、その後、車両火災が発生したとの想定で行われました。
実際に火を使用しての訓練のため、トンネルを一時通行止めにして、車やバスに閉じ込められた人の救助や消防車による消火訓練など「もしもの時」を想定したリアルな状況を再現して行われました。
現場には緊張感が溢れ、参加者は真剣な表情で取り組んでいました。
(志太消防本部 焼津消防署 齊藤克己署長)
「大きな車両火災があったトンネルですので、危機感というのは常に持っております。急ぎたい気持ちは抑えて頂いて安全に目的地に着くように、そのへんだけは注意して頂けたらと思いますのでドライバーのみなさん、よろしくお願いいたします」
この記事の動画はこちらから再生できます