今週金曜日、27日に投開票となる自民党総裁選。選挙戦も終盤を迎え各候補者の論戦も熱を帯びていますが、静岡1区選出の上川外相は国連総会に出席するため、23日、アメリカを訪問しました。選挙期間中に候補者が日本を離れるのは”異例”。日本時間の24日 未明には、中国の王毅外相と会談し、中国・深圳で日本人の男子児童が刃物で刺され死亡した事件の再発防止などを求めました。
そうしたなか、23日 夕方に、党本部で政策討論会が開かれました。外交で欠席となった上川大臣の代わりとして推薦人代表の牧原秀樹衆院議員が出席。この討論会は、”国民から寄せられた質問に答える”形式ということで、冒頭は候補者の人柄に触れる、こんな質問から始まりました。
(自民党政策討論会)
Q.18歳に戻れるなら何したい?
(高市 早苗 経済安保相)
「チアをやりたかったです」「当時はチアダンスが無くて、大人になってからすごいかわいいしかっこいいなと思って」
(石破 茂 元幹事長)
「(18歳で)妻と知り合ったので、18歳に戻っても今の妻と会いたいなと本心で思っております」「きのうは結婚記念日だったのですが、何もしないまま終わってしまいました」
2時間に及んだ討論会では、2024年の夏を象徴した”酷暑への対策”についても質問が…。
(石破 茂 元幹事長)
「地球温暖化を防ぐために温室化現象を防がなければならない。相当な時間がかかる。東京オリンピックの時に熱中症で大丈夫な街をやろうとしていた。打ち水をどう使うか、気化熱でどう涼しくなるか。まだまだ研究の余地がある」
(上川外相の代理 牧原 秀樹 衆院議員)
「目先の日本の暑い夏の対策は非常に難しい。ことしの夏が異常ではなく、こういう夏がずっと続く、熱中症を防いで国民の命と暮らしを守っていく。政府として新たな視点から全力を尽くすべき」
(小泉 進次郎 元環境相)
「熱中症小対策に力を入れます。特に子どもと高齢者。息子が園に通っていますが熱中症アラートが毎日のように出て、今までだったら公園に遊びに行っていたのが行けなくなった。子どもの育ち学びに大きくマイナスの影響が出ている」
また、「”子育て支援以外”の少子化対策」については…。
(石破 茂 元幹事長)
「非正規の男性の未婚の割合は正規の3倍」「この格差をどうするか、どうやって結婚できる人を増やすか、カップルを増やすか。これが少子化対策の本質」
(河野 太郎 デジタル相)
「希望する女性の方が卵子を凍結保存して、キャリアの中でいつ妊娠するか選べるような状況を作る。それを支援するのは、ひとつあり方としてできるのではないか」
少子化対策の根本的な解決として「若い世代の賃金上昇」を多くの候補者が訴えました。いよいよ大詰めを迎える自民党総裁選。国の新たなトップを決める戦いの行方に注目です。
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