58年前、旧清水市で一家4人が殺害された事件の再審で、袴田巌さんの無罪が確定したことを受け、県警本部長が遺族に対し謝罪していたことがわかりました。
1966年、旧清水市で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんは、再審=やり直しの裁判で無罪が確定しました。
これを受け、県警察本部の津田隆好本部長は、17日の定例会見で、10月11日の夜、県警本部を訪れた被害者の孫にあたる男性に直接謝罪したことを明らかにしました。男性に対し、「長きにわたり心労をおかけしたこと、事件の真相を解明できなかった ことについて申し訳ない」と伝えたということです。
男性から県警に対し、インターネット上の誹謗中傷を心配していると相談があったということで、津田本部長は「県警として名誉毀損(きそん)にあたる投稿があった場合には厳正に対応します」と伝えたということです。
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