静岡大学は、50代の男性教授が学生に対して不適切な発言などアカデミック・ハラスメントがあったとして懲戒処分を行ったと発表しました。
23日付で戒告の懲戒処分を受けたのは、静岡大学の50代男性教授です。静岡大学によりますと、男性教授は、2021年ごろから、特定の学生に対して人格を否定する不適切な発言をしたほか、自身の研究室に在籍する複数の学生に対し、十分な指導を受けられない状況を生じさせ、学生に精神的な苦痛を与えたということです。
これは、2023年1月、大学に相談があったことで発覚。調査を進めた結果、アカデミック・ハラスメントと認定したということです。この男性教授は、今回で2回目のアカデミック・ハラスメント認定で、「配慮が欠けていたことは申し訳ない」と認めているということです。
静岡大学の日詰学長は、「このような事案が発生したことは誠に遺憾であります。再発防止と信頼回復に向け、大学の組織全体として一層の努力を続けていく所存です」とコメントしています。
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