水処理装置の架空取引を通じて現金をだまし取った詐欺などの疑いで、大手繊維メーカー「東レ」の元社員ら3人が再逮捕されました。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、元「東レ」の営業専任主幹の男と無職の男ら計3人です。警察によりますと、3人は2018年6月下旬ごろ、「東レ」の水処理装置を、静岡・清水町にある会社に販売する架空の取引を通じて、現金2億4000万円をだまし取った疑いがもたれています。
3人は共謀の上、当時、容疑者の1人が勤めていた「東レ」製の水処理装置を、1台480万円で50台購入させ、半年後には1台580万円で買い戻すことを会社が保証する、虚偽の文書などを提示したとみられています。
県警は3人の認否を明らかにしていませんが、2018年9月にも、同様の架空取引を通じて現金5000万円をだまし取ったとして10月2日に逮捕されています。