38年前に福井市で起きた女子中学生殺人事件で、服役した男性に対して、23日、裁判所が裁判のやり直し=再審を認めたことを受けて、袴田巌さんの姉・ひで子さんが「とても喜んでいます」などとコメントしました。
この事件は、1986年、福井市の市営団地で当時15歳の女子中学生が殺害されたもので、殺人の罪で服役した前川彰司さん59歳は無実を訴えて2度目となる再審請求をしているものです。
23日、名古屋高裁金沢支部は、弁護側が示した新たな証拠が「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」だとして、再審開始を認める決定をしました。
これを受けて、10月、再審で無罪が確定した袴田巌さんの姉・ひで子さんがコメントしました。
(袴田 巌さんの姉・ひで子さん)
「前川さんとは30年ぐらい前からのお付き合いで、お互いに集会などでいろいろ励ましあいながらやってきました。その前川さんが一番最初に再審開始になって、とても喜んでいます」「まだ再審開始を待ち望んでいる方がいます。その方のためにも頑張ってまいります」
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