58年前の殺人事件の再審=やり直しの裁判で無罪が確定した袴田巌さんが、25日、衆院選の期日前投票所で1票を投じました。袴田さんは、無罪確定で44年ぶりに選挙権が回復していました。
再審で無罪が確定した袴田巌さんには、死刑が確定した1980年に失われていた選挙権が44年ぶりに回復し、先週、衆院選の投票所入場券が届きました。
25日、姉のひで子さんらと浜松市の自宅を出発した袴田さん。
長い拘禁生活で意思疎通が難しく、投票には付き添いが必要ですが、27日の投票日はひで子さんが所用で付き添えないため、期日前投票を利用したということです。
袴田さんは、市役所に設置された期日前投票所を訪れ、ひで子さんや支援者のサポートを受けながら1票を投じました。
(袴田巌さんの姉 袴田ひで子さん)
「巌の選挙権が復活したということで、とてもうれしいと思っている」
この記事の動画はこちらから再生できます