日曜日に行われた衆院選について、投票日までに「投票所入場券」が届かなかった地域があったことが分かりました。入場券が行方不明になっている可能性もあるということです。
自民・公明の与党が過半数割れをするという歴史的な結果となった今回の衆院選ですが…、静岡・沼津市では当日になっても投票所の入場券が届かなった地域があったことが分かりました。
一部の有権者に入場券が届かなかったのは、沼津市の松長集会所が投票所となっている松長地区や今沢地区です。沼津市選挙管理委員会では、入場券の配送は、23日ごろまでに済んだ認識でしたが、その後に「届かない」という連絡が多数あり、事態を把握したということです。入場券が届かなかった人数の詳細は分かっていませんが、松長集会所では1079人が投票に訪れ、このうち219人が、入場券の再交付をして投票することができたいうことです。
選挙管理委員会では、沼津市内すべての有権者分の入場券の配達を、沼津郵便局が受け付けたことは記録に残っていて「間違いない」と話しています。郵便局側は、投票日の前に「全て配達が完了している」と話しているということですが、投票日を過ぎても、いまだに多くの入場券が届いておらず、行方不明になっている可能性があるということです。
(沼津市選挙管理委員会)
「入場券がないと思って投票をあきらめた人が1人でもいたら、これは大変申し訳ないことだと思っております」
入場券が届かなかった有権者は…。
(投票所入場券が届かなかった有権者)
「ポストに入ってなかったから、おかしいなと思ったよ」「たった1枚の紙とはいいながら、それはその人その人にとっては責任ある1枚ですからね」
(投票所入場券が届かなかった有権者)
「しっかりと配っていただいて選挙できるようにしてほしい」
選挙管理委員会では入場券の届かなかった人数や原因、また、その行方について調べています。
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