静岡市敷地にあるスポーツ施設「グランツ」。ここに、競泳バタフライの中学生ナンバーワンスイマーが。それが川村誠吾選手14歳。
8月、金沢で行われた全国中学校体育大会に出場すると、競泳・バタフライ200mを大会新記録で優勝。日本一に輝いたスーパー中学生なんです。
(グランツ 川村 誠吾選手・14歳)
Q.大会記録で優勝した気持ちは?
「前半抑えて後半あげるのが持ち味」「そこがキレイに決まって楽しかったです」
さらに、バタフライ100mでも、静岡県の中学生記録を更新。川村選手の泳ぎについて、指導する佐々木コーチは…。
(グランツ・競泳チーム 佐々木 卓朗 コーチ)
「体つきは他の選手よりまだ小さく細いが」「水をつかまえる肘の使い方と、それと合わせて脚の使い方も」「テクニックが素晴らしくて天才的」「他の選手に比べて段違いにすばらしい」「水泳の話しをずっとする選手」「水泳が大好き」
水泳をやっていたお母さんの影響で、2歳から水泳を習い始めた川村選手。小さな頃から、水が大好き。水泳の才能を伸ばしながらも、結果に悩んでいた時期も…。
(グランツ 川村 誠吾選手・14歳)
「仲間が全国に行って 僕一人だけお留守番だったので悔しかった」
それでも徐々にタイムを伸ばし、小学6年生で全国デビュー。
(グランツ 川村 誠吾選手・14歳)
「伸び始めてからは 全国に通用してきてめっちゃ楽しい」
練習がない日は、肩の筋肉の疲労を軽くするため、病院のリハビリステーションへ。体のケアも欠かせません。
(グランツ 川村 誠吾選手・14歳)
「1か月前に肩を壊してしまったので 筋トレでリハビリをやっている」
そんな川村選手が目標としていたのが、10月の全国大会。この日も,、週末の試合に向けて泳ぎ込み。約1か月ぶりに挑む全国の舞台に気合が入ります。
(グランツ 川村 誠吾選手・14歳)
「自己ベストを更新していいタイムが残せるよう 気持ちを引き締めてレースに臨みたい」
そして、10月、山口県で行われたスイミングクラブの全国大会。川村選手は、バタフライ200mで決勝に進出。迎えた決勝のレース。川村選手は第4レーン。前半は抑え目の展開…、100mの折り返しで2位に。すると、後半に入り一気にスパート。ダイナミックな泳ぎで見事1着でゴール。貫禄のレースでしたが本人は…。
(グランツ 川村 誠吾選手・14歳)
Q.バタフライ200mの泳ぎは?
「思った通りのレースはできたが、タイムがいまいちだった」「納得はしていない」
今後の成長に期待が膨らむ中学生ナンバーワンスイマー、川村誠吾選手。そんな彼が抱く将来の夢とは…。
(グランツ 川村 誠吾選手・14歳)
「日本人がバタフライ、オリンピックで金メダルを取っていないので、 日本人初のバタフライ、オリンピック金メダリストになりたいです」