熱海土石流をめぐる裁判で、裁判所から来年(2025年)12月にも「証人尋問」を行うことが示されました。再来年(2026年)の春にも判決が言い渡される可能性があるということです。
2021年、熱海市伊豆山で起きた土石流災害をめぐる裁判は、翌2022年の12月に初弁論が開かれましたが、審理の長期化が懸念されていました。
地裁沼津支部は、6日の「弁論準備」で、裁判の終盤に行う「証人尋問」を、来年(2025年)12月ごろのおよそ5日間に集中して実施する意向を示し、原告側の加藤弁護士は「判決は再来年(2026年)の春と予想される」と話しました。
原告側は、盛り土の造成に関わった人を証人として要請し、遺族らにも証言してもらう予定です。また、裁判官が来年(2025年)10月に伊豆山の現場を視察する見通しで「証人尋問に生かしたい」と話していたということです。
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