8日、上空から見えたのは富士山の麓に広がる木々の紅葉。黄色や赤に色づきはじめ、季節の移り変わりを感じさせる中、街行く人々も、季節の変化を感じているようです。
(市民)
「寒いです」「手袋をきょうからしています ここ2、3日で急に冷えてきた」「首だけ巻いておけば暖かいかなと思って巻いてきました きょうからです」
県内は、各地で朝から冷え込み、マフラーなどの防寒具を身に着けた人や、インフルエンザの流行期となる中、マスクを着用している人の姿も多くみられました。
県内では、最低気温が富士市で10.5℃、熱海市網代で11.4℃など、4地点で今シーズンで最も低くなりました。最高気温も、磐田市の19.7℃が県内で最も高く、県内全ての観測地点で20℃を下回りました。
一方でこんな声も、、、
(市民)
「冬のはじめあたりかなと思う。秋はもうはないかな・・・。」
残暑が厳しかったことし。富士山では、統計を取り始めてからもっとも遅い初冠雪となるなど、季節の変わり目が分かりにくくなってきています。
裾野市の十里木高原。秋の風物詩「ススキ」が広がります。標高は870メートル以上あり、一層冷え込みました。
(三間 将一カメラマン)
「朝の8時十里木高原です。空は雲に覆われ、かなり寒いです。」
登山に来た人は・・・
(登山客)
「いっぱい重ね着してきました。寒くないように」
「一気に冬が進んじゃう感じで、秋がすごい短い感じがするので、その点が少し日本らしくないかなって感じがします」
裾野市によりますと、9月・10月と暖かい日が続いた影響か、ススキの見頃が1か月ほど遅れ、今年は11月下旬まで一面に広がる黄金色の草原を楽しめそうです。
一方、秋といえば「紅葉」ですが、その見ごろも遅れているようです。
(山田 豊 記者)
「こちらは道の駅天城越えです。このところの冷え込みで、木々がやっと色づき始めたということです。」
伊豆市湯ヶ島の「道の駅 天城越え」。こちらの施設には、日本庭園やもみじ林があり、散策することができますが、園内の木々はまだ緑色の葉が目立ちました。
紅葉を期待して訪れた人は・・・
(来園者)
「ちょっと寒いなと思いました」「風が少し冷たい」「時々紅葉を見に来るがまだ早いみたいです」
(道の駅「天城越え」 齋藤 晴樹 さん)
「去年に比べて1週間くらい遅れている。月曜日から徐々に冷え込んで、先が赤くなってきた。」
気象台によりますと、あす9日以降は再び最高気温が20℃以上となる地点が多いということで、体調管理に十分注意が必要です。
この記事の動画はこちらから再生できます