10月、清水港でドローンを活用して沖合にある防波堤の点検ができるのか、検証する実験が行われました。
この実証実験は、県清水港管理局がソフトバンクの協力のもと行ったものです。
ドローンは、プログラムにより自動操縦で沖合700mにある外港防波堤まで飛行し、可視光に加えて、熱を感知するサーマルカメラが搭載されていて、防波堤の劣化の度合いを多角的に判定します。これまで、清水港の施設の点検は、職員が船に乗って直接目視で確認するなど、労力と時間がかかっていました。
(静岡県清水港管理局 杉本 文和 局長)
「(ドローンは)波が高くて近づけない場合でも、上空から広い範囲で把握でき、時間も短縮できる」
今後、災害時など、人が近づけない場合にも点検できるドローンの利点を生かし、迅速な災害復旧につなげたいと話しています。
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