静岡・富士市で観光客のマナー違反が問題となっている「富士山夢の大橋」を、観光スポットとして整備する一環で、先週(11月8日)からキッチンカーが出店しています。
富士市の「富士山夢の大橋」は、富士山の撮影スポットとして多くの外国人が訪れ、駐車違反やごみのポイ捨てのほか、車道に出て撮影するなどマナー違反が問題になり、市は誘導員を配置するなど対策を行ってきました。
さらに、7月に会議を開いた市や商工会議所などは、社会実験として、8日から、「富士山夢の大橋」の南側の歩道にキッチンカーを出店させ、休憩用にベンチを配置しました。
初日はクレープ店のキッチンカーが出店し、通りがかった人たちが次々とクレープを買い求めていきました。
(くれゑぷびより 齊藤 奈美子 さん)
「外国人の方はあまり来ていないが、常連の方が夢の大橋で出店できるということで駆けつけてくれた」「日本にはこんなにおいしいクレープがあるんだというのを、外国に持ち帰ってもらって広めてほしい」
(富士市 交流観光課 大岡 成夫さん)
「警備員の配置や駐車場の整備、仮設トイレの設置が完了し、次のステップとしてキッチンカーを配置した」「せっかく来ていただいたので富士山を見てキッチンカーやイスでゆっくしていただき、いい思い出をつくってもらいたい」
この社会実験は、8店舗のキッチンカーが交代で12月末まで行い、その後の出店については、今回の結果をもとに検討するということです。
この記事の動画はこちらから再生できます