12日、静岡県立こども病院では、14年間 走行してきた4代目救急車のお別れイベントが行われ、多くの人が別れを惜しみました。中には命を救われたという人も。
これは、2010年から14年間、「命」をつないで走った4代目救急車の引退に伴い、県立こども病院が開催したものです。
11日から行われている、このお別れイベントには、2日間で約130人が訪れ、参加したこどもたちは、医師や看護師のユニフォーム姿で救急車の運転席に乗車するなどして、4代目救急車との別れを惜しんでいました。訪れた人の中には、この救急車によって命を救われたという人も…。
(訪れた人)
「この子が産まれたとき脳に出血があり(この救急車で)運ばれた」「この子を救ってくれてありがとう」
救急車や病院内に飾られたメーセージカードには、「たくさんのこどもたちを安全に運んでくれてありがとう」など、感謝の言葉が数多く寄せられていました。
(県立こども病院 河村 秀樹 副院長)
「本当にご苦労様でした、ありがとうございました、の言葉しかありません。本当によく走ってくれまして、本当によくもったなと思います」
県立こども病院によりますと、4代目救急車は年間約300回ほど走行し、14年間で、約27万キロ走ってきたということです。
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