静岡市で、13日、地元企業や市民に向けて地震や豪雨などの災害に備える、防災グッズなどを紹介する「防災フェア」が開催されました。
(辻本 真生 記者)
「こちらの会場では、防災グッズの販売や展示が行われています」
「静鉄リテイリング」が開催した「防災フェア」は、地域の防災力の強化・向上を図るために行われ今回で12回目です。
(静鉄リテイリングソリューション営業部 村上 亮大 係長)
「これまでの『防災フェア』については、企業の方々中心にご案内させていただいたが、今回については、市民の皆様にプロモーションさせていただいて、ご来場を促したというような次第がある」
ここは、非常食の試食をすることができるコーナー。来場者は説明を聞き、非常時でもおいしく、アレルギーの人でも食べられる非常食などについて、実際に味わって学んでいました。
(尾西食品 営業推進部 稲田 邦雄 部長)
「非常食のイメージはあまりよろしくないが、実際、食べていただくと、非常においしいと、こんなにおいしかったのかと、認識していただいている」
そして、会場では、雨や洪水などの際に水の侵入を防ぐ止水板や、避難生活の快適さを向上させる段ボールベッドなども展示されていました。これは電気で動き、手を汚さずにトイレから汚物を回収できる災害備蓄トイレ。
(東洋物産 営業2部2グループ 吉井 仁志 課長代理)
「こういったポリマーを中に入れていただいて、スイッチを押していただくと、こういった形で、今、「熱圧着」をしている状態です。約90秒ほどで、すべてが完成するというような形になる」
今回は、新たな試みとして、県地震防災センターによる震災・水害のVR体験なども行われました。体験した人は…。
(参加した人)
「大雨の時に、部屋にいるという状態から、だんだん外に水が出てきて、というすごくリアルな感じだった」「上に逃げるという選択をしたが、だんだん水かさが増えてきてしまって、最終的には外からの飛来物で窓が破れてしまってというような感じだったので、安全なうちに早く逃げるということが大事だなと思った」
来場者からは、非常食の品質の良さに驚いたという声や、実際のグッズをみると、備えの必要性を実感するなどの声が上がっていました。
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