1000億円以上をかけ建設を進める「沼津駅の鉄道高架事業」。この事業に伴い、今ある「車両基地」が移転されますが、21日、新たな「基地」の着工式が行われました。
静岡・沼津市の「新車両基地」の建設地で行われた着工式には、鈴木知事や頼重市長らが出席しました。
(くわ入れ式)
「建設工事に着工致します」
「えい!えい!えーい!」
「おめでとうございます」
JR沼津駅周辺の「鉄道高架事業」は、東海道線を3.7km、御殿場線を1.6km高架化するもので、これにより13か所の踏切が無くなります。現在、「車両基地」は沼津駅の東側にあり、「高架工事」を始めるためには、まず「車両基地」を移転させる必要があります。
新たに建設する「新車両基地」は 、2km離れた片浜地区に移転され、延長約2.1km、面積は約6.2haで、完成は2030年度中を予定しているということです。また「高架工事」自体は、2028年度から始まり、2040年度に完了する見通しで、全体の事業費は1034億円となっています。
(鈴木知事)
「これがスタートしたということは、いよいよ本体の高架事業に向けて大きく前進したなと思う」「沼津市と連携しながら、新しい街づくりに向けて頑張って行きたい」
(沼津市 頼重市長)
「単なる街づくりではなく、スマートシティの取り組み。デジタルなどを活用した新たな街づくりをスタートする には非常にいいタイミングで、この沼津駅周辺総合整備事業にいい流れができ始めた」
沼津駅周辺では、慢性的な渋滞やアンダーパスの冠水による通行止めなどが問題となっていますが、この鉄道の高架化により解消されることが期待されています。
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