(澤井 志帆キャスター)
「見てください。この行列。みなさん、きょうオープンするあるスーパーの開店を待ちわびているお客さんなんです」
お客さんが心待ちにするその、スーパーとは…
浜松市にあるコストコのすぐ目の前、商業施設の中にできた「食生活♥♥(ラブラブ)ロピア」
「ロープライスのユートピア」を目標にした”ロピア”は、これまで、首都圏を中心に国内外に105店舗、10月だけでも4店舗が新しくオープン。大容量なのに安くて美味しく、コスパ最強スーパーとして人気を集めているのです。そのため、売上高も年々上昇。今、急成長中のスーパーなのです。そんな話題のスーパーが静岡県に初上陸とあって、多くのお客さんが駆けつけました。
(来店客)
「県内初出店と聞いたので、どんなのかすごく気になって、食べるのが好きなのでおいしいものいっぱいみつけていきたいな」
(来店客)
「すごいですよね、圧倒されています。お野菜とお肉系は狙っています」
そして9時40分、予定時間を前倒ししてオープンを迎えました。
(スタッフ)
「いらっしゃいませ」
(アナ)
「オープンの瞬間になりました。みなさん買い物カートにカゴをたくさん積んで続々と店内へ入っていきます」
「食生活♥♥(ラブラブ)ロピア」とは、一体どんなスーパーなのか。静岡に初上陸した「ロピア」お客さんの心を掴む人気の秘密に迫ります。
そのポイントは5つ、まず1つ目は「インパクト大。ボリューム満点の商品」
(アナ)
「なんですかこのボリューム。ノリ巻からサーモンがはみ出しちゃってます」
鮮魚コーナーにあったのは、ノリ巻きから厚切りのネタが大胆にはみ出た「はみ出し巻」
これにはお客さんも驚いたようで…。
(来店客)
「このはみ出てるのね、インパクトあるなと。食べ応え抜群だろうなと思って、もう楽しみで楽しみで」
(来店客)
「ちょっと恵方巻みたいな感じで、デカいよね」
さらには、マグロやブリ、イクラまで乗った漬け丼は、豪華でボリューム満点。ロピアには、他のスーパーでは見かけないような、ボリュームたっぷりでインパクト大の商品がズラリ。
(店長)
「ロピアのメインターゲットが30代、40代の夫婦で、お子様2人いる家族がメインターゲット。その家族がロピアの商品でお腹いっぱいになれるように作っている」
続いて、ロピア人気の秘密、2つ目は「コスパ最強商品」。やってきたのは、活気あふれる精肉コーナー。中でも、お客さんが気になっていた商品が。
(来店客)
「お肉がおいしいって聞いてたのでお肉見に来ました」
(来店客)
「メチャクチャ安いと思います。しかもおいしそう、メチャクチャおいしそう」
(来店客)
「焼肉パーティーです」
お客さんが注目していたのは、「みなもと牛」。目利きのバイヤーが厳選したイチオシ商品。100g322円とあって、ロピアの売れ筋商品。このコスパの良さの理由は、牛を一頭買いして仕入れているため、価格をグッと抑えられるそう。実はロピア、1971年に精肉店として創業したのが始まりで、お肉に精通したロピアならではの仕入れのノウハウで、品質の良さと安さを兼ね備えた、コスパ最強の商品が並ぶのです。
(店長)
「閉店間際に来た最後のお客さんだけが得するようなお店の作り方ではなくて、最初から最後まで、皆さんお得でコスパの良い商品を手に取っていただけるように」
さらには、これ、お肉と相性の良いキムチもこんなに広い売り場面積が。なんとその数44種類。
(食品部チーフ)
「肉屋のロピアというところで、キムチを特価させていただいて、白菜はよくあると思うんですが、ラッキョウだったり、ヤマイモ、オクラ、セロリ…」
一番人気はヤマイモのキムチだそう。シャキシャキとした食感がやみつきになる一品です。
ところで、店内を見てみると、それぞれの売り場に屋号が付いています。実はこれ、売り場が個人商店のようになっていて、チーフと呼ばれる売り場の責任者が、仕入れや価格設定を行っています。一般的なスーパーであれば、店長が指揮をとって販売していきますが、ロピアでは5つの部門ごとにチーフが存在し、 それぞれ売り場のほぼ全ての裁量権を持っているんです。そのため、チーフ同士で、ある意識が芽生えるようで…。
(鮮魚部チーフ)
「青果にしろ精肉にしろ総菜にしろ、他の部門には負けたくない。安く売るのかとか何を売るのかとか色々考える、売り上げのために。他のチーフはライバル」
(青果部チーフ)
「毎日一時間単位で数字を追いかけながらやっています。あそこには負けないぞというのは裏ではあるでしょうね。それによってお客さんが喜んでくれるのは、お店が活性化していい」
品ぞろえから価格設定まで、売上の鍵を握る”チーフ”。それぞれの売り場の売上を上げるため、オープン日当日も積極的に商品をアピール。さらに、チーフの仕事は他にも。「ワクワクする売り場づくり」これが人気の秘密3つ目です。例えば、お菓子の棚。これ、他のスーパーに比べて棚が高いんです。これにはワケが…。
(食品部チーフ)
「まずは見た目勝負、見た目からどれだけ人を取り込めるかが僕らのテーマ。遠くから見てもインパクトのある売り場を作りたくて、お子様も楽しくお買い物できればいいなと思います」
高さは、大人の女性であれば二段目に手が届くくらい。しかし、よく見ると上の二段は同じ商品になっているので、一番上の列に手が届かなくても大丈夫。より多くの商品を見せることで、見た目から買い物を楽しんでほしいというワクワクする仕組みがありました。その光景は青果売り場にも。
(澤井 志帆キャスター)
「そして、入口はいってすぐのところには、こちら大量の箱入りミカン。この光景、圧巻ですね」
浜松ではおなじみの「三ヶ日みかん」の箱売りがずらーり。青果のチーフが仕入れた「三ヶ日みかん」はお値段も驚き。農家さんに怒られるくらいの破格の値段を付けてしまったということなんです。
(来店客)
「『三ヶ日みかん』はブランドだから、なかなか買えないから、こういう時に買おうかなと思って。激安ですね」
(来店客)
「メチャクチャ安いですね。破格ですね、びっくりです。『三ヶ日みかん』が、この値段は最高」「2箱買いました。2箱買いです。しかもMと2Lで味比べしようと思って」
旬を迎えた味の良い商品を、多く仕入れることで、コスパ良く、商品を並べることができるそう。「食のテーマパーク」を目指しているロピア。お客さんをいかにワクワクさせられるか、これも、チーフの腕の見せ所です。
続いて、ロピアの人気の秘密4つ目。買い物で重要な”価格”これを抑える秘策がありました…。それが、”現金支払い”だということ。ロピアでは、ポイントカードやクレジットカードが使えないんです。カード会社に支払う手数料を抑えることで、商品の値段に還元しているのだとか。さらに、飲料水も常温で販売。そうすることで、電気料金を抑えられ、コスト削減に。ロピアなりの戦略で、商品の価格をできる限り抑えたコスパの良い商品が生まれているんですね。まだまだありますよ、ロピアの人気の秘密、5つ目は、「チーフが考案した渾身の一品」そうなんです。チーフの仕事はなんと、「商品開発」にも及びます。
(総菜部チーフ)
「これは私が考えました。メーカーと3、4か月練りに練った商品」
これはトルティーヤにサーモンとクリームチーズ、チキン、野菜が包まれた商品。
(惣菜部チーフ)
「回転ずしのサラダ巻物が非常に好きで、それに似た商品をここに入れたかった。発想が自由なのかな会社が。こういうの自分だったら食べたいなとか、こういうのいいなっていうのを商品開発する」
果たして、総菜部のチーフが4か月かけて開発したという新商品、お客さんの反応は!?
みなさん納得のご様子。せっかくなので、私もいただいてみました。
(澤井 志帆キャスター)
「ん、おいしい。クリームチーズのコクがアクセントになって、すごくおいしいです。いろいろな具材が入っているのですけれど、相性がいいですね」
まさに「食のテーマパーク」”ロピア”。ワクワクする売り場から、驚き価格の商品まで、人気もうなずける驚きの秘密がたくさん詰まっていました。
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