58年前、旧清水市で一家4人が殺害された事件の再審=やり直し裁判で無罪が確定した袴田巌さんにさきほど、静岡地検のトップが直接謝罪しました。
(静岡地検検事正コメント)
「この事件の犯人が袴田さんであるということを申し上げるつもりはございませんし犯人視するものではないということも直接お伝えしたいと思います。
改めて誠に申し訳ありませんでした。」
袴田巌さんは9月、再審で静岡地裁に無罪判決が言い渡され先月9日、検察が控訴する権利を放棄したことで無罪が確定しました。
これを受け、27日午前11時すぎ、静岡地検のトップである山田英夫検事正が浜松市内の袴田さんの自宅を訪れ袴田さんと姉ひで子さんに直接謝罪しました。謝罪の場で山田検事正は「相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況となり刑事司法の一翼を担う検察としても大変申し訳なく思う」と謝罪し、袴田さんを犯人視していないことなどを伝えました。
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