2024年は国政・県政ともに激動の1年に。2023年から続く自民党の裏金問題で、キックバックを受けていた安倍派の塩谷立座長は“離党勧告”を受けるも、それを不服として再審査を請求。それも却下されると離党届を提出しその後、政界を引退。
(安倍派 塩谷 立 元座長)
「処分については悔しい、あるいは大変憤りを感じている ところではございます」
そしてもう一人。
(宮沢 博行 元衆院議員)
「しゃべるな、しゃべるなこれですよ」
「派閥から口止めされた」と暴露した宮沢博行氏。その後、“パパ活不倫疑惑”で議員辞職。
(宮沢 博行 元衆院議員)
「欲を抑えきれなかった。そこに負けてしまった結果」
一方、県政にも激震が。
(川勝 平太 前知事)
「6月の議会をもってこの職を辞そうと思っております」
15年務めた川勝知事の、突然の辞意表明。そのきっかけは…。
(川勝 平太 前知事)
「県庁っていうのは別の言葉で言うとシンクタンク(=”頭脳集団”)毎日毎日 野菜を売ったり牛の世話をしたりモノを作ったりとかと違って基本的に皆様方は頭脳・知性が高い方たちそれを磨く必要がある」
県庁の新規職員への訓示で職業差別ともとれる発言。そして退任の日…。
(川勝 平太 前知事)
「平太のおじさん、平太のおじさん。あなたの住まいはどこですか」
今後は“仙人になる”と話し、最後に見せたのは、県庁から自転車で走り去る後ろ姿。
そして、異例の超短期決戦で行われた県知事選。ともに「オール静岡」をスローガンに掲げた大村慎一氏と鈴木康友氏、2人の激しい戦いに。その結果、接戦を制し鈴木康友知事が誕生しました。
辞めた川勝前知事と、就任から7か月が経った鈴木知事。2人の評価を視聴者アンケートで聞いてみると…。「川勝前知事が辞職したことについて」は、62%の人が「良かった」と答え、「期待していたのに良いことではなく問題でしか注目を集めなくなってしまったのは残念」や、「もう少し言葉を選ぶべき」などの意見が多く見られました。
一方、「鈴木知事を評価するか」については、「評価する」が41%「評価しない」が21%で、まだ評価する内容がないため、「回答しない」という人も38%となるなど今後“鈴木色”を出せるかに注目です。
その後、今度は国政にも激震が。自民党の総裁選は岸田総理が不出馬を表明したことで過去最多となる9人が出馬する大混戦に。出馬に必要な推薦人集めに苦戦しギリギリで出馬表明したのが静岡選出の上川陽子氏。
(静岡1区選出 上川 陽子 衆院議員)
「日本初の女性総理として、みなさんと一緒に新しい日本の景色をつくっていきたい」
女性初の総理大臣を目指しましたが…。
(自民党総裁選挙)
「石破茂くんを当選者に決しました」
結果は9人中7位に終わりました。
そして、石破首相誕生からわずか8日後に解散。裏金問題で自民党への風当たりが強いまま静岡県内でも選挙戦へ突入。
(自民党静岡県連 井林 辰憲 会長)
「初めての逆風の選挙、やりきるしかないそれだけです」
しかし、自民党は県内8区のうち3つで立憲民主党に議席を奪われ、全国でも56議席も減らす歴史的惨敗に。
一方、大躍進したのが国民民主党。県内でも静岡4区で自民党候補との大接戦を制し田中健氏が勝利。選挙後も「103万円の壁」を巡り存在感を示し、玉木代表を支える県内選出・榛葉賀津也幹事長にもスポットライトが。
( 国民民主党 静岡県内選出 榛葉 賀津也 幹事長)
「今、我々が、なぜやるかというと」「取りすぎた税金を国民に戻して、/この国の経済を回して好循環させていくためにやっている。だから早くやらなきゃいけない」
2025年も、その動向が注目されそうです。
この記事の動画はこちらから再生できます