静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で当時3歳の女の子が通園バスに置き去りにされ死亡した事件で遺族が10日、園の運営法人と元園長ら5人に損害賠償を求める民事訴訟を起こしたことがわかりました。
この事件は2022年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で、当時3歳の河本千奈ちゃんが通園バスに置き去りにされ重度の熱中症で死亡したものです。
刑事裁判では当時、通園バスを運転していた元園長と当時のクラス担任が業務上過失致死の罪に問われ、静岡地裁は2024年7月、元園長に禁錮1年4か月の実刑判決を、当時のクラス担任に禁錮1年執行猶予3年の判決を言い渡し、有罪判決が確定しています。
遺族によりますと10日、園の運営法人「榛原学園」と元園長、元クラス担任、送迎バスの補助員、副園長、クラス担任の5人に損害賠償を求める民事訴訟を起こしたということです。