JR東海の丹羽社長が、30日に静岡県庁を訪れ、鈴木知事とトップ会談を行うことが発表されました。リニア問題を巡り何が話し合われるのか注目されています。
静岡県とJR東海によりますと、丹羽社長は、30日午後4時過ぎに県庁を訪れ鈴木知事と面会するということです。トップ会談が行われるのは、鈴木知事が就任した直後の2024年6月以来、約8か月ぶりです。
前回は、鈴木知事の就任の挨拶のため面会が行われましたが、今回は新年の挨拶も含めてJR東海の丹羽社長から依頼したということです。
和やかな雰囲気で行われた前回の会談では、リニア新幹線について鈴木知事が「大井川の水資源の確保」や「南アルプスの環境保全」などへの対応を求めたほか、「静岡空港の新駅構想」についても話題が上がりました。
(JR東海 丹羽 俊介 社長・2024年6月)
「静岡空港の付近に東海道新幹線の駅をという話は知事からあっ た。空港の付近の新幹線の新駅というのは課題が色々とあるが、静岡県さんの考えを受け止めながら対話をすることが大事だと。 対話をしていきましょうという ことで申し上げた」
(鈴木知事・2024年6月)
「こちらからの対話に対して真摯に受け止めるということなので、 これから長期の話になると思うが、話し合いの場が持てればいいかなと」
鈴木知事の就任後、少しずつ前進するリニア問題ですが、鈴木知事は年頭の会見で、県がJR東海との対話が必要とする項目について、”年内での対話の完了は難しい”との見方を示すなど、依然、静岡工区の着工時期についてはめどが立っていません。
30日のトップ会談では、何が話されるのでしょうか。
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