静岡・鈴木知事は、5日、中野国交相と面会し、リニア新幹線のトンネル工事について国の支援を求めました。
5日、午前、国土交通省を訪れ、2024年11月に新たに就任した中野国交相と面会した鈴木知事。
国交相との面会は、2024年6月に斉藤前国交相の元を訪れて以来です。5日の面会で、鈴木知事は、リニア問題についてスピード感を持って解決していきたいと前向きな姿勢を示しました。
(鈴木知事)
「今、リニアについてJR東海と鋭意対話を進めていますので、その状況を説明させていただき、リニアを推進していくことと、静岡特有の水資源と生態系の保全を両立させるべく、28の課題について整理されたので、これを、とにかくスピード感をもって対話を終了させていくということで、JRと取り組んでいる。5日は、その説明をさせていただきたい」
(中野 洋昌 国交相)
「リニア中央新幹線は、静岡工区をどう進めるかということが課題だと思うので、国としても、大井川の水資源の問題、南アルプスの環境の問題にしっかり配慮して、取り組んでいきたいと思うので、知事のご協力が必要だと思うので、ぜひよろしくお願いします」
面会は冒頭のみ公開され、約15分間、非公開で行われました。
リニア問題を巡っては、1月29日、大井川流域市町の市長や町長らが、国交省に対して、工事によって大井川の水資源に影響があった場合の国からの補償や、JR東海への指導など、積極的な関与を要望していて、5日、鈴木知事も、JR東海への指導など国の支援を求めたということです。
(鈴木知事)
「将来的に長い事業になるので、国にもしっかりと関わりをお願い した」「国もモニタリング会議を設置しているので、『今後サポートしていく』、『支援していく』と、大臣から話があった」
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