アメリカの民間宇宙企業ABLスペースシステムズは、日本時間2023年1月11日に同社の「RS1」ロケット初号機の打ち上げを実施しましたが、失敗に終わりました。
ABLによると、打ち上げ直後の段階で不具合が発生したために、ロケットの第1段に9基搭載されている「E2」エンジン全てが同時に停止し、ロケットは射点に落下したとのことです。ロケットの落下にともなう宇宙港施設の損傷が確認されているものの、人的被害はなかったと報告されています。
■打ち上げ情報:RS1(初飛行)ロケット:RS1
打ち上げ日時:日本時間2023年1月11日8時27分【失敗】
発射場:太平洋宇宙港施設(アメリカ)
ペイロード:Varisat-1A、Varisat-1B
ABLスペースシステムズが開発・製造した「RS1」ロケットは、今回が初の打ち上げ(Maiden Flight)で、OmniTeq社(旧L2 Aerospace)の通信衛星「Varisat-1A」「Varisat-1B」が搭載されていました。
※Varisat-1Cは2022年5月に実施されたスペースXのライドシェアミション「Transporter-5」にて先に打ち上げが実施されています。
■打ち上げ関連画像・映像We are chomping at the bit for Flight 2. More to come. pic.twitter.com/Gm7DyELq6C
— ABL (@ablspacesystems) January 11, 2023 ■打ち上げ関連リンク 直近のロケット打ち上げ情報リスト
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Image Credit: ABL Space Systems ABL Space Systems - RS1 ABL Space Systems(Twitter)文/sorae編集部 速報班