【2023年2月6日15時30分】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月6日、先進光学衛星「だいち3号」を搭載した国産の次期主力ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げを数日延期すると発表しました。
H3ロケットは従来の主力ロケット「H-IIA」の後継機として、JAXAと三菱重工業が開発中の新型ロケットです。H3ロケット試験機1号機で打ち上げられる「だいち3号」は、2011年5月に運用を終えた陸域観測技術衛星「だいち」の光学観測ミッションを引き継ぐ地球観測衛星として開発されました。
H3ロケット試験機1号機の打ち上げは直近では2023年2月13日に予定されていましたが、JAXAによると、当日の風の状況を踏まえて飛行計画を更新するシステムに関して確認を要する事項が認められたということです。この対応のために、H3ロケット試験機1号機の打ち上げ準備作業は数日延期されました。
新たな打ち上げ日時は早ければ2023年2月15日になる模様ですが、発表時点ではまだ決定していません。JAXAから発表され次第、改めてお伝えします。
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Image Credit: JAXA JAXA - H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げの延期について文/sorae編集部