【2023年2月14日10時40分】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月14日、先進光学衛星「だいち3号」を搭載した国産の次期主力ロケット「H3」試験機1号機の打ち上げ日時を2023年2月17日に延期すると発表しました。
H3ロケットは従来の主力ロケット「H-IIA」の後継機として、JAXAと三菱重工業が開発中の新型ロケットです。H3ロケット試験機1号機で打ち上げられる「だいち3号」は、2011年5月に運用を終えた陸域観測技術衛星「だいち」の光学観測ミッションを引き継ぐ地球観測衛星として開発されました。
H3ロケット試験機1号機の打ち上げは直近では2023年2月15日に予定されていましたが、JAXAによると当日の気象条件が整わないと予想されることから、2日後に延期されました。新たに設定されたH3ロケット試験機1号機の打ち上げ時間帯は、日本時間2023年2月17日10時37分55秒~10時44分15秒です。
なお、再設定された2月17日の打ち上げ可否については、2月15日以降の天候状況を踏まえて再度判断されるということです。
打ち上げ予定日 : 2023年2月17日(金)
打ち上げ予定時間帯 :10時37分55秒~10時44分15秒(日本標準時)
打ち上げ予備期間 : 2023年2月18日(土)~2023年3月10日(金)
打ち上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
(JAXAプレスリリースより)
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Image Credit: JAXA JAXA - H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて[再設定(その3)]文/sorae編集部