アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月6日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の古川聡宇宙飛行士ら4名が参加する有人宇宙飛行ミッション「Crew-7(クルー7)」の打ち上げが早ければ2023年8月15日に実施されることを明らかにしました。【2023年7月6日10時】
Crew-7はスペースXのCrew Dragon(クルードラゴン)宇宙船「Endurance(エンデュランス)」による国際宇宙ステーション(ISS)への有人宇宙飛行ミッションです。コマンダーはNASAのジャスミン・モーグベリー(Jasmin Moghbeli)宇宙飛行士、パイロットは欧州宇宙機関(ESA)のアンドレアス・モーゲンセン(Andreas Mogensen)宇宙飛行士、ミッションスペシャリストは古川聡宇宙飛行士とロスコスモス(Roscosmos)のコンスタンチン・ボリソフ(Konstantin Borisov)宇宙飛行士です。
古川飛行士は今回のCrew-7が2回目の宇宙飛行です。1回目の宇宙飛行では2011年6月から11月にかけて、第28次/第29次長期滞在クルーの一員としてISSに滞在しました。ESAのモーゲンセン飛行士は2015年9月に10日間の宇宙飛行ミッションでISSに短期滞在した経験があります。NASAのモーグベリー飛行士とロスコスモスのボリソフ飛行士は今回が初の宇宙飛行となります。
なお、現在ISSに長期滞在している「Crew-6」ミッションの4名はISSに到着したCrew-7のクルーとの引き継ぎを終えた後に、往路と同じクルードラゴン宇宙船「Endeavour(エンデバー)」に搭乗して地球へ帰還する予定だということです。
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Image Credit: NASA/Bill Stafford and Robert Markowitz NASA - NASA Invites Media to Next SpaceX Commercial Crew Space Station Launch文/sorae編集部