アメリカ航空宇宙局(NASA)は日本時間8月25日正午頃、同日夕方に予定されていた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の古川聡宇宙飛行士ら4名が参加する有人宇宙飛行ミッション「Crew-7(クルー7)」の打ち上げを1日延期すると発表しました。【2023年8月25日12時】
NASAによると、古川飛行士らを乗せたCrew Dragon(クルードラゴン)宇宙船「Endurance(エンデュランス)」のケネディ宇宙センター39A射点からの新たな打ち上げ予定日時は、日本時間2023年8月26日16時27分(米国東部夏時間同日3時27分)です。本記事の執筆時点で延期の具体的な理由は明らかではありませんが、スペースXは「チームが分析を完了して議論するための追加の時間を得られる」と述べています。
Crew-7は国際宇宙ステーション(ISS)への有人宇宙飛行ミッションです。コマンダーはNASAのジャスミン・モグベリ(Jasmin Moghbeli)宇宙飛行士、パイロットは欧州宇宙機関(ESA)のアンドレアス・モーゲンセン(Andreas Mogensen)宇宙飛行士、ミッションスペシャリストは古川聡宇宙飛行士とロスコスモス(Roscosmos)のコンスタンチン・ボリソフ(Konstantin Borisov)宇宙飛行士です。
古川飛行士は今回のCrew-7が2回目の宇宙飛行です。1回目の宇宙飛行では2011年6月から11月にかけて、第28次/第29次長期滞在クルーの一員としてISSに滞在しました。ESAのモーゲンセン飛行士は2015年9月に10日間の宇宙飛行ミッションでISSに短期滞在した経験があります。NASAのモグベリ飛行士とロスコスモスのボリソフ飛行士は今回が初の宇宙飛行です。
Crew-7については新たな情報が入り次第お伝えします。
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Image Credit: NASA/Joel Kowsky NASA - NASA’s SpaceX Crew-7 Now Targeting Saturday, Aug. 26 (NASA Blogs) NASA (X, fka Twitter) SpaceX (X, fka Twitter)文/sorae編集部