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中国、「天舟7号」補給船の打ち上げに成功 物資の中には春節を祝うための品も

sorae.jp 2024年1月30日 8時56分

中国航天科技集団有限公司(CASC)は日本時間2024年1月17日、無人補給船「天舟7号」の打ち上げに成功しました。天舟7号は、中国が建設した中国宇宙ステーション(CSS)「天宮」へ生活に必要な物資などを輸送しました。

【▲ 文昌衛星発射センターから補給船「天舟7号」を搭載して打ち上げられた「長征7号」ロケット(Credit: CASC )】

天舟7号を搭載した「長征7号」ロケットは日本時間2024年1月17日23時27分(北京時間同日22時27分)、中国南部の文昌衛星発射センターから打ち上げられました。発射約10分後に天舟7号はロケットから分離され、ソーラーパネルを展開しました。CASCによると、天舟7号は予定した軌道に投入され、打ち上げは成功したということです。

その後、天舟7号は日本時間2024年1月18日2時46分(北京時間同日1時46分)にCSSのコアモジュール「天和」の後方ドッキングポートへ自動ドッキングを行いました。CASCによると、打ち上げから3時間という短時間でドッキングすることに成功したということです。ドッキング時にはCSSに滞在している有人宇宙船「神舟17号」の飛行士3名がモニタリングを行いました。

【▲ 中国宇宙ステーション(CSS)にドッキングした天舟7号(Credit: CMS)】

中国空間技術研究院(CAST)によって開発された天舟7号は、長期滞在に必要な生活物資や実験装置など合計約5.6トンの物資をCSSへ輸送しました。生活物資には約90キロの果物や野菜のほかに、中国の旧正月である春節を祝うための品物も含まれていました。

【▲ 天舟7号に搭載された果物(Credit: CMS)】

なお、海外メディアのSpaceNewsによると、天舟補給船は積載量が向上したことにより、打ち上げ間隔が6か月に1回から8か月に1回へ変更されたということです。

また、2023年5月に打ち上げられてCSSにドッキングされていた無人補給船「天舟6号」は、天舟7号の打ち上げに先立つ日本時間2024年1月12日にCSSから分離されました。CASCによると、天舟6号は約1週間単独飛行を続けて大連理工大学の試験衛星を放出した後、日本時間2024年1月19日21時37分に大気圏へ再突入してミッションを終えました。

 

Source

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文・編集/sorae編集部

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